2006.10.26 13:48朝刊を取りに下へ降りる。30mくらいかな。
考えてみると不便と言えば常時も不便を感じてるわけだ。
でも、此処は標高200mほどの丘の上。周りは三方を杉や檜や椚木の林で囲まれて、google earthで見るとまるで山中の一軒家みたいにみえるところだから、仕方がない。
郵便屋さんはバイクだから一気に急坂を上がってきてくれるが、宅配さんはヒトによっては上がってきてくれない。怖いと言って。
無理もない。今年は一度滑って脱輪したもの。
女性の配達人は軽い荷物は手でもって上がってくる。重いときは上がってきて「取りに降りて」と言う。で、とことこ降りて取りに行く。
郵便局が集配を止めた。遠くからの配達になりサービスの行く末が心配だ。車でコンビニまで何キロも走るなんて年寄り達には無理。バスも来なくなる予定。小泉流政治は切り捨て政治だと、田舎暮らしからはそう見える。
そんなこんなで、毎日は不便。
でもそれも季節のある暮らしと一体のものなのだ。
そこにささやかな喜びもある。
今朝は傍らの茂みに白い色が散らばっているのに気付く。
あ、お茶の花。
茶の実もはじけそうに枝になっている。
足下に三つ葉がある。摘んで帰って汁に散らして香りを楽しんだ。
気持ちに余裕をもって暮らせば不便が不便でないようにもなる。
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