2007年3月27日火曜日

人間五十年…

2006.11.05 21:08








『人間五十年、下天の内をくらぶれば夢幻のごとくなり』
信長が好んだ一節。
下天は、仏教の宇宙観で、天界の1つ。
その1日が人間界のちょうど50年にあたる。
人の一生の50年も、下天の1日でしかない。

夢幻というほかない…


とても有名な歌で信長を映像化する時に、
信長が舞いながら歌うシーンがよくある。

多くの人は信長が舞い歌ったのは

「謡曲」で( 猿楽 )なんだと思っていますが、

実は幸若(こうわか)といいます。

彼が舞い歌っていたのは幸若だったはずです。

幸若舞は猿楽舞とほぼ同時期の流れですが、
少し古いようです。
その前は曲舞(くせまい)とよばれておりました。

白拍子、声聞師の歌の流れです。

その曲舞が幸若舞になったのは
若狭であったようで、

若狭方面で盛んでしたから、
織田家のルーツと重なります。

案外そういう背景で
信長は幸若を、そしてこの「下天の内を比ぶれば」の歌を、
愛好したのかもしれませんね。

織田家のルーツ

幸若舞とは

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