2006.11.03 15:32
家の屋根の辺りに何かいる…
雀くらいの大きさの小鳥が七八羽群がり飛んだ
首のあたりが白い、
黒っぽいネクタイ模様もあると思う
見ているとあちこち
木々の実をついばんで
いたずらっ子みたいに
パーっといっせいにいなくなった
飛び去ったあとの
屋根の上の空が
なんか心残りの色して
残像になる…
いなくなった子供たち
震災でなくなった子ら
自殺に追い詰められた子ら
小鳥の群れのように
消えてもどこか
いつまでもいる
たとえばコーヒーの
香りの中に
たとえばテーブルを転がる
鉛筆の音の側
きみらは いると
ぼくは気づく
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