2012年7月5日木曜日
2012年6月21日木曜日
2012年5月30日水曜日
2012年5月24日木曜日
わたしんちの「金環食」
腰痛と不手際が重なってわたしの金環食体験は不運な結果になった。
初めは薄曇りの空模様で良い感じであった。
初めは薄曇りの空模様で良い感じであった。
雲が切れたら案外強烈な光線が顔に当たる。
入手できなかったので専用のグラスがないので直視は無理。
入手できなかったので専用のグラスがないので直視は無理。
加えて肝心なときにまた雲がかかってどうにもならなかった。
気を取り直して道ばたの蓬草を摘みとって黒いノートに翳して
ピンホール効果を鑑賞する。
笑っている口元みたいな日食の太陽がたくさん散らばって見える。
いろいろ影を変えながら楽しんでいたら
背中のところで間近く一声鴬が嗤った。
昔天文少年、今は耄碌、けきょけっきょ~
そんなことはないぞ。
自分で旧暦を作成できるように勉強しておるのだぞ。
古代史の勉強になるからの。
2012年5月20日日曜日
初夏になるが感じが鈍くて
鵜の頚や 夜川の篝火 匂ふ刻
うのくびや よかはのかがりにほふとき
萍も 揺ら揺ら無音 水明かり
うきくさも ゆらゆら むおん みづあかり
萍や 歌うて遠き 帰り道
うきくさや うたうてとほき かへりみち
夕づつや われ知らず散る 竹の秋
ゆふづつや われしらずちる たけのあき
新仏に遠慮がちなる鮎の膳
しんぼとけに えんりょがちなる あゆのぜん
どうも力が入らない。腰痛の具合のせいかもしれない。
2012年5月9日水曜日
橋本くんの「理屈」と「表情」の一例
公務員になったとたんに人間を止めるのは当然らしい。
2012年4月22日日曜日
2012年4月21日土曜日
2012年4月10日火曜日
2012年4月7日土曜日
2012年3月23日金曜日
2012年3月18日日曜日
2012年3月11日日曜日
3.10 ストップ原発集会の日に
山背のやま笑う 風明るんで
やましろのやまわらう かぜあかるんで
蕗の薹 木津川辺の朝餉かな
ふきのとう きづがわへんの あさげかな
春の風京に向かってのる電車
はるのかぜ きょうにむかって のるでんしゃ
2012年3月9日金曜日
2012年3月8日木曜日
革命 例えば 辛亥革命・エジプト革命
薄闇に知る白き梅 香気充ち
激動の日々荘厳す 白き梅
倒れ逝きし若者思う 夜の梅
..............1911、2011、多くの若者が革命に命を捧げたのだった。
梅花という題詠に激動の世界を配して何が見えるかやってみました。
蕪村とは遠く隔たるけれどこれもまた梅花かと。
逝きし若者に多数の女性が含まれていたことが白梅を思わせました。
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2012年3月4日日曜日
2012年2月27日月曜日
俳句 はやぶさ
ワーナーマイカル高の原で「はやぶさ 遥かなる帰還」をみてきました。
感想は平凡な感激しか書けないので捨て置きます。
ツレとふたりで映画館は久しぶりでした。
1950年代はまだ戦後の荒廃の余燼が社会に残っている時期でした。
また少年の耳目には南極越冬隊や火星大接近などのニュースが興奮をもたらしていました。
そんな時期に大阪市立電気科学館が初めての児童向け連続天文学教室を開きました。
わたしは友人とふたり受講する幸運に恵まれました。
火星観測で世界的にも知られていた佐伯恒夫さんも講師になった講座ははじめての手さぐり感にみちた楽しさあふれるものでした。なつかしい思い出ですが、今回「はやぶさ」を見ての興奮とよろこびにはそうした少年の日々の宇宙への憬れが自分の中で目を覚ましていた気がします。
映画の変に「日本と日本人は素晴らしい。万歳」みたいな陶酔を誘導するようなところのない描き方も好かったからでしょう。静かな喜びに包まれて見終えました。エンディングの糸川博士たち宇宙研究開発の先人の写真も最後まで見て席を立ちました。
オーストラリアの砂漠地帯の6月の夜空に燃え尽きていく「はやぶさ」に日本の宇宙研究の水準の高さと研究者の誇りへの賛歌を詠んでみたくなり季節外れの句ですが作りました。
天空なるや はやふさ 消えし 夏の闇
あめなるや はやふさきえし なつのやみ
同じこの時期に公開中のイーストウッド監督、デカプリオ氏主演の「J.エドガー」も見たくて何とか時間を作ろうと思います。近く公開予定の「戦火の馬」の予告編も見たので見たいと思っています。
スピルバーグ監督の「戦争映画でない」戦争映画です。
感想は平凡な感激しか書けないので捨て置きます。
ツレとふたりで映画館は久しぶりでした。
1950年代はまだ戦後の荒廃の余燼が社会に残っている時期でした。
また少年の耳目には南極越冬隊や火星大接近などのニュースが興奮をもたらしていました。
そんな時期に大阪市立電気科学館が初めての児童向け連続天文学教室を開きました。
わたしは友人とふたり受講する幸運に恵まれました。
火星観測で世界的にも知られていた佐伯恒夫さんも講師になった講座ははじめての手さぐり感にみちた楽しさあふれるものでした。なつかしい思い出ですが、今回「はやぶさ」を見ての興奮とよろこびにはそうした少年の日々の宇宙への憬れが自分の中で目を覚ましていた気がします。
映画の変に「日本と日本人は素晴らしい。万歳」みたいな陶酔を誘導するようなところのない描き方も好かったからでしょう。静かな喜びに包まれて見終えました。エンディングの糸川博士たち宇宙研究開発の先人の写真も最後まで見て席を立ちました。
オーストラリアの砂漠地帯の6月の夜空に燃え尽きていく「はやぶさ」に日本の宇宙研究の水準の高さと研究者の誇りへの賛歌を詠んでみたくなり季節外れの句ですが作りました。
天空なるや はやふさ 消えし 夏の闇
あめなるや はやふさきえし なつのやみ
同じこの時期に公開中のイーストウッド監督、デカプリオ氏主演の「J.エドガー」も見たくて何とか時間を作ろうと思います。近く公開予定の「戦火の馬」の予告編も見たので見たいと思っています。
スピルバーグ監督の「戦争映画でない」戦争映画です。
2012年2月24日金曜日
妻へ 2句
春霞 隠れごころでつづく恋
はるがすみかくれごころでつづくこひ
妻こひし むかふを向いて 春の閨
つまこひしむかふをむいてはるのねや
春愁ということばがあります。
含蓄のあることばです。
そのなかに恋のこころも含んでいるはず。
年老いた夫婦のあいだに消え残る恋もあるとすれば
どんなものか、口に出すと嘘に変わるとしても、
言ってしまいたい気もしてくる春の宵。
かくれんぼの続きのままに燠火になったものもある。
時には枕を並べてしゃべりながら眠ってしまうことを欲していることもあるが、
もうそっぽ向いて寝てしまっていたりして、ものさびしく天井を見上げていたり。
そんな老いたる男の、らしくない恋の句。
はるがすみかくれごころでつづくこひ
妻こひし むかふを向いて 春の閨
つまこひしむかふをむいてはるのねや
春愁ということばがあります。
含蓄のあることばです。
そのなかに恋のこころも含んでいるはず。
年老いた夫婦のあいだに消え残る恋もあるとすれば
どんなものか、口に出すと嘘に変わるとしても、
言ってしまいたい気もしてくる春の宵。
かくれんぼの続きのままに燠火になったものもある。
時には枕を並べてしゃべりながら眠ってしまうことを欲していることもあるが、
もうそっぽ向いて寝てしまっていたりして、ものさびしく天井を見上げていたり。
そんな老いたる男の、らしくない恋の句。
2012年2月22日水曜日
賢島の温泉にて
早起きして大浴場で日の出を見ていました。
元気でたかと太陽に聞かれた気分になりました。
英虞の春 蹴り開け放つ大朝日
英虞湾の温泉地で咲き乱れる菜の花を見ました。
菜の花に寄りて静まり英虞の海
夏目漱石に幾つかいい菜の花の句がありますが、気に入った一句は。
漱石
菜の花や城代二万五千石
2012年2月19日日曜日
2012年2月17日金曜日
2012年2月9日木曜日
2012年2月8日水曜日
2012年2月5日日曜日
2012年2月1日水曜日
2012年1月27日金曜日
2012年1月19日木曜日
年の暮れ雑感を詠む
冬の空はあっという間に暗くなる。その移り際の暮れ色に魅かれる。
別姓を保って暮らしたいふたりにこの国は優しくはなかった。それももう暫くだ。
民主党政権はこの点でも裏切ってくれました。でも期待外れの人生、とは言わない。
大夢は人生の比喩。夢のような人生の意。浮生夢の如し。
路地はろじ或はろしと読む。大阪では「ろーじ」とも。
蕪村の「路地の細さよ」という感慨がわかる歳になったねぇ。胡蝶は君かそれともぼくか。
奥へ奥へと迷いながら縺れ飛ぶ蝶ふたつ夢の中、人生の中、どこまで一緒なのか。
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2012年1月16日月曜日
短詩 自由律俳句風
コンビニで買うおむすびみたいな君がなぜか心に載っている
振り返ったその娘(こ)はあの娘 もう髪切って目顔おとなで
「夢 無いよ」と言ったけど むかしと変わらない柔らかい髪だ
コーヒーの匂いがする指でピアス外して ぼくを見るな
2012年1月8日日曜日
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