Rinaちゃんはもう中学三年生かい。
そうか、ぼくが初めて聊斎志異を読んだのが
二年生だった。三年生では山海経を読んだな。
どちらも不思議な話のマーケットだがな。
RinaちゃんはHP、ハリー・ポッターのファンだったね。
空を飛ぶ少年は日本にもいたな…すぐ近くさ。
君の住んでいる後ろのお山、信貴山の話やよ。
絵巻物は朝護尊寺で見学したろう?
鉄の鉢が米を載せて空を飛ぶんだよな。
あの信貴山縁起絵巻に少年の「みさき神」が出て来たね。
『剣の護法』という名の護法童子だ。
まぁ少年の妖精だが、どういう正体の者なのか、
訊ねた事はあるかい?
もともと護法で有る無いに関わらず、童子という存在が
謎めいているのだな、絵巻などでみると。
例えば、昔噺だ。
鬼が出てくると、鬼のことを「何々童子」と呼んでいるだろう。
それは知っているだろう。
なぜに鬼は「童子」と呼ばれるんだろうね。
童子はみんな鬼だと思うかい?
たまたま鬼は童子の格好を好むのだろうか?
事情がありそうな感じだろう?
この話、退屈?もう眠いんだよな、ははは。
続きを明日してもいい…?
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