2008年1月17日木曜日

ひと、ひとに 会う。一期の華の薫るかな。

雖會師不學徒如向市人
雖習讀不復只如計隣財

 タトヒ師ニ會フト雖ヘドモ
 學バザレバ徒ニ市人ニ向クガ如シ
 タトヒ讀ムヲ習フト雖ヘドモ
 復マザレバ只隣財ヲ計フルガ如シ 
             實語教(編者未詳・江戸時代)


滅多に出会えない機会が与えられて師とするべき人に出会っても、その機会を学びの機会と出来るかどうかだ。
今の自分は多分そういう機会を得たのだと思う。そのことを忘れないようにしたい。

SNSの仲間に漢文エディターという便利なフリーツールの存在も教えていただいた。
一歩一歩と形が出来ていく。
早く対訳本の続日本紀を入手したいものだ。
古い版だが日本書紀のほうは岩波書店の日本古典文学大系を持っているので当面はそれを使っていこうと思う。吉川弘文館の六国史日本書紀もあるので差し当たりこれで十分と思う。続日本紀の読解の参考は平凡社の現代語訳(直木先生監訳)が手元にある。

でも年表とか地図とか、欲しくなって来そうだ。
目に付いたので立ち寄った八尾市内の書店で『奈良時代MAP』というのを買った。奈良市内の現在の地図をトレーシングペーパーに印刷してあり下に奈良時代の分かっている情報が透けて見えるように印刷されたページがある。
長屋王の屋敷跡。藤原の仲麻呂邸のほうが広いのには驚いた。倍は広いのだ。
一時の仲麻呂の権勢を示すものだろう。
身分の低い人の住所のほうが情報が多いのか、見ていると面白い。
絵師(画師)が結構居る。息長姓の絵師など。

宮都の研究はまだまだこれからの様子だ。
木簡の研究も終わったわけでは無いだろうし。

そういえば何かの検索のついでに木簡データベースというのに行き当たったことがあった気がする。もう一度当たってみよう。
なにしろ同時代の資料だからね。興味がある。

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