2011年3月8日火曜日

春は足だけみえているが…

2011年03月07日(月)



昨日は雨模様になって遊歩は止め
通行に邪魔な孟宗竹を切り除く。
悪戦苦闘。長大なうえに重い。
わが体重より重い。
ノコで切り道の脇に積んで終わったら汗だく。
朝日新聞朝刊の俳句短歌欄に
多分紙面のディレクターだろう、
永田河野夫婦の歌を取り上げたコラム。
一年たっていないのだ、と改めて思う。
何度でも立ち帰る思いでのけざやかに。

夕東風や ゆくへ危うき くらまみち

みずのいろ 不意にかはりぬ うめの傍

2011年03月04日(金)


新しい知人から葉書いただく。歌舞伎グルメとも云うべき方。
浄瑠璃のことなど教えてもらえそうな期待感で
温い気持ちになった。
飲み会で一緒になった友達のブログを「ちょっと見」したが、面白そう。
マーク付けて明日ゆっくり読んでみよう。
映画Facebookの感想も書いていたみたいだし。

眠気が襲ってきた、もういかん…

2011年03月02日(水)

何年ぶりだろうか、二日酔いで頭が痛む。
昨夜中学時分の男三人と夫婦一組で飲み会。
東大出の不動産屋と青汁屋とログハウスに住む隠居人と
歌舞伎グルメという取り合わせだった。
全く違った足取りで来たのだが、
意識の底にあるのは主権在民と人権と平和主義の教育だなぁ、
とあらためて感じた。
政治以前の感覚として。
無意識にそれで生きている。
良い夜だった。

梅が咲き菜の花が広がり、いいなぁ。春。春。春。

でも句ができないぞ。
頭がズキズキして。

2011年3月3日木曜日

春行 興に寄す


今日の詩

          春行寄興  李華

       宜陽城下草萋萋 
   
       澖水東流復向西
   
       芳樹無人花自落
    
       春山一路鳥空啼
    

宜陽城下 草萋萋
澗水東流し復た西に向う
芳樹 人無く 花自ずから落ち
春山一路 鳥空しく啼く

萋萋 せいせい
澖水 かんすい


宜陽城下は草がぼうぼうと茂り
谷川は東に流れ、また西に向かう
木々のかぐわしい花はそのままに散っていき、
春山に一路の道あり、人気ないあたり鳥が鳴いている。

春行寄興 題は「春のそぞろ歩きのうた」といった感じの題だろうか。
自落・空啼は対になっている。「自ずから落ちる」も
「空しく啼く」も人の介在なしに在る様子を表現している。
空しい山「空山」が人気ない山を云うのと同じこと。
萋も人手を予想しない生え方であろう。

関係の有無は知らないが
芭蕉の「行く春や鳥啼魚の目は泪」の句を憶いだした。

春が来たと実感できた日に読むにはこんな詩がいいかなと。
城下というのは中国語では「城壁の下」か「都城のあたり」だろう。
ここでは「町はずれ」と読めばいいのだろう。
居住区や商工区は城内だから、城下というのは郊外になるだろう。

宜陽の町はずれには春の草が生え出ている、という風景。

宜陽の城下(まちはずれ)
草ぼうぼう

澗水(たにがわ)流れて
東複た西

春山一路(はるの野のみちどこまでも)
無くして(ひとけなくして)

芳樹(はなぎにかくわしくさく)
花は自ずから落ち
空しく啼く(きくひともなくとりはなく)

意味はこのような組立だろう。

2011年2月26日土曜日

疲れたツレアイと外食

朝から「しんどい」(つらい)と言っていたが
月末の仕事があるのでツレアイは仕事に出る。

私も仕事を抱えていて同じく出る。

夕方に二人は統一地方選挙がらみの演説会に
参加を誘われていたのだ。
が危ぶみながら家を出たのだった。

案の定ツレアイは「行かれへん」と言ってきた。

年を重ねて老化が始まると
ちょっとした風邪でもこじらせると厄介だ。

一昨年のぼく
が同じ目に合っている。

ふたりで話し合って帰宅前に外食した。
帰宅後の家事を止めるためだ。


国道沿いのリンガーハットへ行く。
安易な選択だが
二人ともチャンポンや皿うどんは嫌いじゃない。

Yohは皿うどんセット(太麺皿うどん+餃子)。

ツレは普通の皿うどんセット。

う~太麺の皿うどんはNGだったぁ…
パリパリした歯触りととろ味のマッチングが崩れてる…
太い麺自体が不味かったんじゃないのだ。
取り合わせが好みじゃなかったんだ。

パリッとした皮とジューシーな具で
餃子が美味しかったので気落ちしないですんだ。

奈良ファミリーに立ち寄って野菜を買う
とツレがいうので寄る。

4Fで待つ間FONの電波がある場所に都合よく
ベンチがあり座ってAndroidでブラウザを使う。
え、まよさんのライブの日だよ。
間に合うかな~


帰り着いてPCに火を入れるも不調。焦る。

結局まだ使い慣れていないiPADに
急遽ニコ生アプリをダウンロードして
チャンネルをさがし、どうにか接続。
途中から入室。

兼六園が映っているじゃないか…

蓮蒸しというまよさんの声。


何度か画像が途切れる。
無線LANの調子が悪いのか?

まだ雪釣りのついた兼六園の松が頭に残った。

あの背景の空の青さ。
やっぱりもう、
春はそこまで来てる。

水曜日に会社へ向かう朝の路に花はなかったのに
その日の夕方村の道端に白梅が咲きそろっていた。

香気充ち薄闇に知る白き梅

激動の二十一世紀の一日を荘厳して白い梅の花
倒れた若者たちの傍へ往け。

2011年2月21日月曜日

人生はどこを切っても美しい 

先日、梅田で映画「シチリア・シチリア」という作品を見てきた。
ぼく好みの時間の流れ方の映像詩で心がざわついて、今もそれは消えていない。

「海の上のピアニスト」のジュゼッペ・トルナトーレ監督の作品で監督の父親の人生を通してシシリーの町と時代と人生を描いている。

ぼくは自分が画集を持っているイタリアの戦後リアリズムの画家グトゥーゾが登場人物になっているというそれだけの興味で見に出かけたのだった。
映画館で美大の同級生のAさんにばったり出会った。
やっぱり見に来たんか、という顔をしていたが、ほんとうは上に言ったように内容の知識なしで出かけたのだ。Aさんの顔つきの理由は上映が始まって直ぐに気づいた。
主人公は極貧の家庭の子で、左翼化していく南イタリアの貧農の先頭に立って行くのだ。
PCIの党員になって市会議員にもなるという人生行路だ。その子がジュゼッペ監督なのだ。

映画全体は佳く出来ていて時代の動きも正確で年代記的性格も十分に備えた作品と言える。
ぼくにはこの映画にイタリア共産党の奥の深さと固有の弱点がちゃんと表現されているのに感心した。
映画自体は政治的主張はまったくない。むしろ突き放したような描き方があってそれがこの映画の美しい叙事詩的色彩を支えていると見た。

イタリアに滞在した折にしったことだが、ジュゼッペというと愛称はピーノときまっている。知り合った青年の呼び名がピーノで本名はジュゼッペだったからだ。
たぶん生まれた日取りにそれぞれ聖人が居てその名前が関係するのだったはずだ。
そんなことを思い出しながら映画を見ていた。

同時代の映像詩。
監督の父親が走り抜けた人生の同じ時間を
このぼくも友人たちとともに走り抜けてきた。
ナポリまでは行ったが
シチリアには渡らなかった。
シチリアにのこるギリシャ人が建てた神殿を見に行きたかったのだが
そのときは時間が許さなかった。
BAARIという町で生き苦悩し闘っていたひとりの男。
その男を知ることを通じてぼくは自分の30歳のころへ旅をしたようだ。

シチリアの青い空を胸に抱いたまま寒い街へ出た。
空には星ひとつ見えない大阪の夜だった。

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2011年2月12日土曜日

読游会の特別例会(月例200回!記念)

一海知義先生の漢詩講座で読游会200回記念の特別例会への参加の申し込みをしてきた。

あの「漢詩道場」「続漢詩道場」の「現場」に立ち会えるのである。

興奮せずにはいられないのだ。

それなりに自分でも予習して話が少しでも理解出来るようにしたいものだ。

ゼミ形式みたいなものらしいから報告者が居て追手門高校の先生の濱中さんという方の様だ。

河上肇の陸放翁鑑賞の詩を順に読み解く会だから予習は可能だ。

濱中先生のHPのリンクをたどり次の詩が何かは分かるはず。

さて、頑張ってみるとしよう。


2011年1月25日火曜日

若い友人の来訪あり。


話は彼の妻子の日常に及ぶ。
何とかしたいが何ともならぬ当面の選択の術のなさ、
語って語り尽くせないものを残して一座の沈黙暫し。
生きていくことの何とも切ない思いを彼と分かち合う。
三人でお茶を飲むばかりで。

ちらちらと雪の舞う午後、帰って行った。



犬の子猫の子狸の子。

猿の子雉の子兎の子。

野生も必死で生きている。



寒月の明るき喉よ真水を飲む



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2011年1月22日土曜日

以下はTwitterの記録から。

今仕事で京都へ行く途中だ。
その後、麻生三郎の回顧展に行く。
野見山堯治さんの講演もあるらしい。
聞けるかな。

J. KP
講演会、ずいぶん混んでましたが
聞けましたでしょうか?
RT @: 今仕事で京都へ行く途中だ。
その後、麻生三郎の回顧展に行く。
野見山堯治さんの講演もあるらしい。
聞けるかな。

いい話でした。
マイクなのかご本人の声がくぐもってるのか半分聞き取れませんでしたが(><;)
人間臭い絵描きの存在感が滲んだいい話でしたよ。
エッセイだけでなく座談も名手だろうな。
そういう企画にすればもっと良かったに。

J. KP
来られてよかったです!
会場の音が聞き取りにくい問題は度々指摘を受けているので、改善しなくては...。
企画のご意見ありがとうございました!
RT @: @  いい話でした。
マイクなのかご本人の声がくぐもってるのか半分聞き取れませんでしたが(><;)...

高橋 裕人
麻生三郎展、京都国立近代美術館で2/20まで開催中。
美術館サイトで会場の写真が見られますよ!

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朝は自宅の窓の下まで猿が入り込んでいた。
叱って追うも悠然として去って行った


押し通る猿公を覆ひ雪満天



雪こんこん 何漁り居る 猿二匹

雪舞う寒空に畑にいるやつら、逞しくも哀れにも見える。


空き缶が凍った道を先に行く



生きとも無ぁ けど死にとも無ぁで 冬日の国 





2011年1月21日金曜日

AndloidのケイタイをWiFi端末にする




新しいケイタイが欲しくていろいろ思いがあったがとうとう入手。

それが慌てものの大失敗の連続。

腰痛から始まった粗忽生活の延長劇となっている。

アマゾンでアンドロイド端末のIDEOSというのを買った。
自分では日本通信のと同じものと思い込んで最も安いのをゲットしたが、それが間違い、勘違い。

ものは同じでも何かが違う。日本通新のb-mobileSIMを入れても通信できない!

通話の電話としての使用は考えていないでもっぱらモバイルWiFiとしてデータ通信に使うつもりだったから、困った。
SIMをアクティベートしてしまって電波受感の柱マークは全部出ているのでSIMは有効になっている。使えないママならそのまま無駄になる…。

必死でネット内の情報を漁る。
2チャンネルなどで同じ経験をしてる人が書き込んでいる。
それを読んで理解しようと回らない頭を回す。

どうやらファームウェアを入れ替える必要があるらしい。
イタリア版Vodafonのを拾ってきて焼くといいらしい。

これがまたなかなか見つからない。
ブログや掲示板に書いてあったHuaWeiのサイトにはもう無かったからだ。ロシアや他の国まで探して見つけてダウンロードし経験者のブログの記事どおりにインストールして深夜3時までかかって作業を終えた。SIMを有効にしてから3日目のことだった。

翌日、在宅の日だったが用もないのに下界へ降り電波状態などを確認した上で車内で設定をしなおす。農作業の村人が何してるのという顔で見ているが構わず小さな端末に覗き込むようにして作業する。

おお。3Gのマークが出た出た~と喜ぶ。

ipod touchでmailが読め更新もでき確認完了。
めでたく出先でメールとブラウジングができます。

ipod touchとIDEOSのふたつ持ちで歩くのは不格好ですが
iphone4を持つ気がないのでこうなるのです。

割と電池も保つようでこれなら電話としてもいいかなとか思います。
ipod touchと同じくらいの重さだろうけれど持った感じはこちらが軽いかな。
情報端末としては小さすぎて使い辛い。やはりiphoneやipodがずっと上質です。
でもポケットの両方に入れて歩くので右にIDEOSを入れて電話受信に使うのもいいかな。
日本通信のサイトで通話機能付きにチャージできるようだし考えてみよう。

3Gのパケット通信はあまり早くない。
職場や自宅ではWiFiでつながるのでストレスはない。
FONのメンバーなので立ち回り先でも無料無線LANで接続出きるところが多い。
でもたまに困ることがあるのでSIMを買ったのです。
日本通信のSIMはFORMAなので全国的に広いエリアで使える。
ただ我が家はFORMAプラスのエリアでもなかなか電波は安定しない。今のDocomoケイタイは近く止めるつもりだ。
ipod touchにSkypeを入れIDEOSをWiFiルーターとして使うと外での電話になる。家ではipod touchを直接無線ルーターで繋げばケイタイより確実なSkype受信が可能だ。
実際DoComoのケイタイには泣かされてきたものでこんな普通でない考えになるのです。

さてさて実際はどうなりますか。
また何か起きればそのことを書きましょう。

アンドロイドケータイのアプリで
水準器
温度計
コンパス(磁石)があるのですが
面白くて気に入ってよく見ています。
水準器はほんとに本物みたいに泡が動くし
縦にすると画面が変わって
傾斜計になります。
飛行機の傾斜計みたいです。
デザインとプログラムのセンスに拍手の気持ちが起きました。

2011年1月7日金曜日

Twiiterのつぶやきから

CIAで対イラン工作を担当していた諜報員が機密漏洩容疑で逮捕。ジェフリー・A・スターリング氏(43)はNYtimes紙スター記者ジェイムズ・ライゼンの情報源と見られている。 

ライゼン記者は著作『State of War(戦争大統領)』でイランの核開発を妨害するCIAの様々な工作を紹介。これに関わっていたのが今回機密漏洩容疑で逮捕されたスターリング氏。ブッシュ政権と違い、オバマ政権はマスコミへのリークを厳しく取り締まっている。

deepthroat

2011年1月5日水曜日

初湯は湯屋で、湯気の向こうに声がある



妻が湯は昨年(こぞ)か太古か少女の沐浴(ゆ)
posted at 19:46:22


初春の湯屋の出口の妻若く
posted at 19:46:30