2014年8月16日土曜日

俳句 敗けつつもにいにい蝉の京の夏   母の聴いた『玉音』放送






   面伏せぬやがて明るく暑かりきと 

   敗けつつもにいにい蝉の京の夏

 #俳句 #季語 #haiku #jhaiku #fhaiku #yoshidam #kigo 
*大阪生まれだがその日は京都東山の陶工の家に居た母とわたし。
 陶器製の手榴弾など作っていた当時の清水焼界隈だ。
 空襲に備えての家屋取り壊しに駆り出された母達。 
父は陶器貨幣の本格製造の推進に躍起になっていた矢先だった。
 その努力は一日で無に帰し戦争は終わり敗者の現実認識が日本を覆った。

2014年8月15日金曜日

俳句 秋袷夕陽のやうに母消えて

#俳句



 申し訳なき初盆や床臥り

 秋袷夕陽のやうに母消えて


 -床臥り:とこぶせり

 #季語 #haiku #jhaiku #fhaiku #yoshidam #kigo #初盆 #秋袷

2014年8月14日木曜日

俳句 河童忌の闇より居間へ戻り猫

#俳句
山本くんきもいていうのんは人格否定やないで。
存在様態の評価やんか(笑)




          河童忌の闇より居間へ戻り猫


#haiku #jhaiku #fhaiku #kigo #yoshidam #季語 #河童忌

2014年8月13日水曜日

俳句 ひとり子の夏や数へて星尽きず





   ひとり子の夏や数へて星尽きず 


#俳句 #haiku #jhaiku #fhaiku #yoshidam #kigo #季語

2014年8月12日火曜日

俳句 星飛ぶや幸村討たれの落ちたりの




  星飛ぶや幸村討たれの落ちたりの


  #俳句 #haiku #jhaiku #fhaiku #yoshidam #kigo #季語

2014年8月6日水曜日

俳句 炎天の底なる白き反戦歌


#俳句 GAZAで軍事行動を止めろ。虐殺を止めろ。




 炎天の底なる白き反戦歌

#haiku #jhaiku #fhaiku #yoshidam #kigo #季語 #炎天

https://pbs.twimg.com/media/BuD2LdoCYAA0G8C.jpg:large

俳句  二度転けぬフロアに氷又溶けゐ

#俳句




 二度転けぬフロアに氷又溶けゐ

 蝉鳴きて物を干すこれ は わたし


#haiku #jhaiku #fhaiku #kigo #yoshidam #蝉

2014年8月5日火曜日

俳句 短夜 日盛りに子を兵とせり戻らざり

#俳句 短夜 祖母に




 日盛りに子を兵とせり戻らざり

 日盛りの路上のほめき遠き影

 短夜や鯉なりに泥を泳ぎ行く

  #haiku #jhaiku #fhaiku #kigo #yoshidam #短夜 .

#俳句 扇風機に添い寝のついでヴァヴィダブビュー

#俳句





 扇風機に添い寝のついでヴァヴィダブビュー

 鱧の皮たばこが息(や)んでにじゅうねん

 夕立にものを思わぬ若さかな

 #haiku #yoshidam #jhaiku #fhaiku #kigo

 #季語扇 #風機 #鱧の皮 #夕立

俳句 些かなる貯金下ろすや蝉時雨

#俳句



 些かなる貯金下ろすや蝉時雨

 海暮れて小さき雷の渡りけり

 西瓜切る夏へこころの旅せしか

 天道虫雪子の指の白きこと

 酸漿や数へ直すもつみはつみ

 #haiku #yoshidam #jhaiku #fhaiku #kigo

 #季語 #蝉 #雷 #西瓜 #天道虫 #酸漿

俳句  いのちこそ消え垂んなんと又花火

#俳句



 いのちこそ消え垂んなんと又花火

 #jhaiku #fhaiku #haiku #kigo #yoshidam #季語 #花火

  垂んなんとす=なりなむとす

俳句 庭花火終りし闇が残りけり

#俳句

 庭花火終りし闇が残りけり


 #jhaiku #fhaiku #haiku #kigo #yoshidam #季語 #花火

俳句 大暑なり犬痩せ犬の顔をして

#俳句 



 大暑なり犬痩せ 犬の顔をして

 草いきれ白きてふのみ遍在す

 ツラ憎きひと来去らざり夏の道 


 #haiku #jhaiku #fhaiku #季語 #kigo #yoshidam #夏日 #大暑 #草いきれ

俳句 もの盗む子も混じりたり夕焼けて

#俳句



  烈日や匂硝子を擦りて嗅ぐ

  夏の雲何も要らないから父を

  もの盗む子も混じりたり夕焼けて

 #戦争の記憶 戦災孤児たちとほぼ同世代。

 匂硝子(においがらす)は今のアクリル樹脂だろう。 木
ぎれに擦り付けると甘い匂いがした。
焼け跡のがらくたのなかから見つけ宝物だった。

 辞書には載っていないスラングかジャーゴンにあたる幼児語かも。
俳句に使うことばではないだろうが敢えて。

勿論戦争は知らない。
 だが戦争の傷跡の記憶ならいっぱいある。
それを忘れず思い出すことに意味がある時代になったようだ。

 だから下手でも書いて置きたいと思っている。

 戦災で親を亡くした子供は他人事ではなかった世代。
母方の祖父母は店も家も大空襲で失った。
もし大正区で同居していたらどうなっていたか分からなかった。

 子供時代は近所の子はみな一緒に遊んでいた。
 年齢の違い男女の違いも問題にならない遊びもあった。
年上の子は年下をフォローできていた。
 悪い子もいたがそんな子が年下には優しかったりした。

何が美であるか不分明な時期を生きていた少年期。
 手品のような悪事に目を見張り胸をとどろかせ
大きくなってから不思議な気持ちでその子らのことを思い返した。
ハックルベリーもトムソーヤーも傍にいたのだった。

 思えば詩が土の上で発酵しているような場所があった。1950年前後。

ちょっと触るくらいしかできない記憶の塊。

匂いガラス:http://gozou.nicomi.com/memo/etc/01.html
同名のドラマ:http://youtu.be/QBURu95vEo8


 .

 #haiku #jhaiku #fhaiku #kigo #yoshidam #季語

俳句  もしか夕焼けと振りむく時ひとり

#俳句

  もしか夕焼けと振りむく時ひとり








 #jhaiku #fhaiku #yoshidam #kigo #夕焼け

俳句 原発止めて




  原発を止(や)めてと浴衣子と母と


  イチエフよ真夏の夜の夢ズシリ





 #haiku #jhaiku Fhaiku #yoshidam #kigo #季語 #浴衣 #真夏の夜の夢 #俳句

山郷は谷の掛樋の絶え絶えに水恋鳥の声聞ゆなり

#西行

 山郷は谷の掛樋の絶え絶えに水恋鳥の声聞ゆなり

 やまさとはたにのかけひのたえたえにみつこひとりのこゑきこゆなり

 #saigyo #tanka #jtanka #短歌

 みずこひとり:赤翡翠(あかしょうびん)のことという。

「平和のために」戦争に備えろという少年教育を市教委が後援


  未来へ繋ごう平和の絆、だって?

  戦車や大砲や戦闘機や軍艦が平和のシンボルか~

  「戦争呆け」した頭には凸レンズの像のように

  全てが逆立ちして見える。


2014年7月15日火曜日

俳句 荷花に附く胡蝶の思慕や東大寺





#俳句 

荷花に附く胡蝶の思慕や東大寺

                     
やま
泥中の蓮 蓮なりき 今や疾(

恋の窪バス停の午后を蓮咲いて


葉を揺らす風も及ばず蓮しづか


#haiku #jhaiku #fhaiku #kigo #yoshidam

俳句 西瓜食ふ影ふたつあり雲の峰





#俳句

  西瓜食ふ影ふたつあり雲の峰

  今朝着きし明石の蛸や昼の月

  心して摘みし冥加や友は来ず

#季語 #季題 #西瓜 #雲の峰 #明石の蛸 #茗荷 #haiku #jhaiku #kigo #yoshidam #fhaiku

2014年7月10日木曜日

俳句 夏の日々

















  ジャスミンの擽る小鼻冷えてをり

  もち古りし画帖縒れたり夏木立


  簒奪者崩るゝ前の雲の峰 .

.

2014年6月28日土曜日

2014年6月20日金曜日

続日本紀を読みながら 葬と喪と薄葬化など思う


2014年6月19日木曜日

続日本紀拾い読み

俳句 夏薊

万葉集 20-4421

2014年6月18日水曜日

俳句 月見草

2014年6月4日水曜日

俳句 睡蓮や水にひそめる塔の影

俳句 



    睡蓮や水にひそめる塔の影






『今日の花』は「睡蓮」『花言葉』は「清純な心」「信仰」

#俳句 #季語 #季題 #睡蓮 #すいれん #Haiku #haiku #jhaiku #fhaiku #kigo #kidai #Lotus .

俳句 釣鐘草花の揺れ次ぐながしかな


俳句


    釣鐘草花の揺れ次ぐながしかな



 『今日の花』は「釣鐘草」 『花言葉』は「感謝」

#俳句 #季語 #季題 #釣鐘草 #ながし #Haiku #haiku #jhaiku #fhaiku #kigo #kidai










俳句 卯の花や挨拶少し雨少し



電燭でハエ・カを殺す便利さよ

自己参照する短歌


電燭でハエ・カを殺す便利さよ狡智あざときホモサピエンス

電燭でハエ・カを殺す便利さよ無人機が撃ち焼くアフガンの民




#短歌 #自己参照 #連作 #ハエ・カ #無人機 #アフガン #電燭

2014年6月2日月曜日

俳句 ロックアウト蔭濃き人の日脚焦ぐ

2014年6月2日



  ロックアウト蔭濃き人の日脚焦ぐ


  ピケ張ると紫陽花を避(よ)け並び立つ


題材としてロックアウト解雇という社会詠を試みました。

有季俳句ですが、無季句で詠むのも真っ当だと思っています。

無季で二句

  締め出されし靴を囲みて非と叫ぶ


  告ぐる声聞きし耳捨て旗の前



#俳句 #無季 #季語 #季題 #ロックアウト解雇 #解雇 #ロックアウト #Haiku #haiku #jhaiku #fhaiku #kigo


 


2014年5月28日水曜日

俳句 入梅や里にゴーシュの旋律あり

俳句 入梅のころ明るい雨のなかで

   入梅や里にゴーシュの旋律あり

   已まぬ雨歌ふ森濡れ田螺濡れ

   皆星の欠片と降り来降り已まず



#俳句 #季語 #入梅 #haiku #kigo #jhaiku #fhaiku #梅雨

俳句 ふり向いて夏と逝きしよ顔残し

     ふり向いて夏と逝きしよ顔残し

   五月五月七十にして金は亡い

   六月や五月に咲いた恋羨もし






#俳句 #季語 #夏 #夏の恋 #夏の別れ

*

2014年5月27日火曜日

俳句 柿の花墜ち続く日や家居好し

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   柿の花墜ち続く日や家居好し


俳句 柿若葉雨して下ろす旅行靴

#‎俳句‬ ‪#‎haiku‬ ‪#‎季語‬ ‪#‎kigo‬ ‪#‎柿若葉‬ ‪#‎柿の花‬ ‪#‎家居‬

  柿若葉雨して下ろす旅行靴



俳句 朝星もしづかに問ふや枯えびね

俳句 『今日の花』は「えびね」です。 『花言葉』は「謙虚な恋」 五月二十七日

   えびねの思い出は友人です。
   山仕事の友人が山の中で見つけてくれ帰りに立ち寄って下さった。
   育て方を聞いたそのままに朝日に当て夕陽に当てずに育てて
   花が咲いて嬉しくて。
   でもずっと根付かせて保てませんでした。

   一句目口語体です。二句目は旧仮名文語体です。


  いのちしごとにえびね咲く咲いていた


  朝星もしづかに問ふや枯えびね





#俳句 #季語 #海老根 #蝦根 #えびね #エビネ #今日の花 #花言葉 #五月二十七日

2014年5月26日月曜日

俳句 金魚草見よ日は光れり遠近なし

五月二十六日の『今日の花』は金魚草(キンギョソウ) 

金魚草の『花言葉』は、「清純な心」  

俳句

 

   金魚草見よ日は光れり遠近なし


   きんぎょそうみよひはてれりおちこちなし








#俳句 #季語 #金魚草 #キンギョソウ #haiku #jhaiku #kigo #fhaiku

2014年5月24日土曜日

俳句 甘野老ゆらゝ一鳥いま発ちぬ

俳句 五月二十三日 今日の花ママドコロ 花言葉は「心の痛みがわかるひと」


   甘野老ゆらゝ一鳥いま発ちぬ





#俳句 #季語 #あまどころ #アマドコロ #甘野老 #今日の花 #五月二十三日 #5/23

俳句 大念佛練り衆の背なの五月晴れ

俳句 五月初 万部法会の二十五菩薩おねり


   大念佛練り衆の背なの五月晴れ



#俳句 #季語 #大念仏 #万部 #練供養 #五月晴れ

2014年5月23日金曜日

俳句 夏蝶

俳句
    夏蝶と化した湖辺のきみの夏




#俳句 #夏蝶 #季語
#夏の恋 #奔る夏 #原水禁 #祭り

俳句 天神さん



   長雨や天満天神向う岸

   天満橋五月雨渡る犬も又





#俳句 #季語 #梅雨 #長雨 #五月雨 #天満橋 #天満天神社


   空心町梅雨の官舎に鬚をとこ




俳句 夏雑詠四首

昨夜の走り書きを手直しして句作り。
一つ一つ題を考えてのばらばらな一句一句です。

#俳句

    潦うたかたなりの無言劇
    新妻や窓辺の明かり若葉雨
    故郷は厨の如し初夏のいろ
    ひと裁くほどの距離感夏ききやう

#季語 #庭潦 #初夏 #梅雨 #夏桔梗


詩 ぽとんと落ちる


     ぽとんと落ちる

ぽとんと落ちる

いうと
ぼくには
うんち
とか
やもり
とか
つばき
とか

おもわれる
のに
このごろ
じぶんが
ぽとんと落ちる

ろうじんは
そんなものや と
いうけれど

ぽとんと 落っこちる
物思いに
落っこちる

だから 冷えてしまって
美味い珈琲が
飲めないのだ  ああ
ああ

今日も ぽとんと
落っこちた

水溜りみたいな 青い思い出

ははは ははは ははははは



.

2014年5月22日木曜日

写真集 「やんばるでいきる」 を普及し、沖縄の人々の生きる権利、人間としての尊厳をまもる運動に連帯していこうと思います。

We japanese , want to introduce many peoples 「 LIVE AT YANBARU 」(fotographia by Takashi Morizumi Japanese Famouse photografer ) and we protect the lives of people who lives in YAMBARU Okinawa ,, please Like and Comento and Share these pictures //////

‪#‎okinawa‬ ‪#‎Yambaru‬ # photographia

やんばるで生きる





2014年5月18日日曜日

俳句 思い出のイタリアの夏空

カラッと晴れ上がった青空の記憶というと私にはイタリアの空の記憶。

スペインとポルトガルの空も見ましたが記憶にない。短すぎたからでしょうか。

トスカーナの田園やナポリの町の上の空は美しかった。
とりわけトスカーナの田舎の町での日々は友人も出来たり思い出が伴う記憶の空。

古い塔が立っている丘に朝夕に霧がたつのを、イタリア語で見よう見まねで詩にしたら喝采浴びて地元紙に載ってしまったりして。

私のその片言のイタリア語の先生は行きつけの食堂の七歳のベアトリーチェだった。
自分の瞳を指差して「アッズッロ」!と叫んだ青い青い目を思い出す。
きっと今頃はもうママになっているだろうけれど。

イタリア共産党は軟弱だぁ!と叫んでいた学生のアルドやシチリアから移住してきた看護師の(友達からは冗談で”マッフィアの”と呼ばれていた)ピーノ、みんな明るかった。

アラバスターを彫刻したりフィレンツェのモデルを招いてクロッキー三昧の時間をもったり、何故か下戸の私が赤ワインだけは飲むようになったり、至福のときだったんだと後になって思う。




2014年5月17日土曜日

俳句 わがつまを置き夏は来ぬ厨にも


  妻ニタ夜あらずニタ夜の天の川 中村草田男


   わがつまを置き夏は来ぬ厨にも

  らつきやうの漬けいろかはる つま恋ひし



                              置く‥分け置く



2014年5月16日金曜日

俳句 紅き薔薇去りにし恋や椅子空きぬ


   紅き薔薇去りにし恋や椅子空きぬ




五月十六日の今日の花 花言葉は愛する


#俳句 #薔薇 #公園の恋 #都会の恋の終り #今日の花 #五月十六日


2014年5月15日木曜日

俳句 ふくしましんこうけい


  てふてふと無洗浄なたましひの壊滅
  いなつまうつはりのつはめ汚水管
  それてもはつか爆発のちかうてねろ




わざと訓みの確定しない文体で作りました。
「てふてふ」は「ちょうちょう」とも「でぶでぶ」とも読めるというように。
無洗浄という熟語の在り処には、横に無原罪や無限在、無洗礼、無先例などが並んでいるはずです。
「たましひ」に「だましび」が映っていたりしています。etc
復興と云う言語など不可解な輪郭の言葉の森で埋もれていく言葉がいよいよ見えがたく読みがたくなる様を表現に結び付けて自らの焦燥と不安を文字にした試みです。



#俳句 #福島第一原発 #夏でも思え

俳句 友ありし五月丘の地図の中



    木漏れ日や嬉しさうなる父のこと


    友ありし五月丘の地図の中





#俳句 #無季俳句 #木漏れ日 #五月 #木漏れ日に初夏を感じるとき