2012年5月30日水曜日

俳句


老残の者は遠く若き日の無残を想うて止まぬことがあり…

2012年5月24日木曜日

わたしんちの「金環食」


腰痛と不手際が重なってわたしの金環食体験は不運な結果になった。
初めは薄曇りの空模様で良い感じであった。

雲が切れたら案外強烈な光線が顔に当たる。
入手できなかったので専用のグラスがないので直視は無理。

加えて肝心なときにまた雲がかかってどうにもならなかった。

気を取り直して道ばたの蓬草を摘みとって黒いノートに翳して
ピンホール効果を鑑賞する。
笑っている口元みたいな日食の太陽がたくさん散らばって見える。

いろいろ影を変えながら楽しんでいたら
背中のところで間近く一声鴬が嗤った。

昔天文少年、今は耄碌、けきょけっきょ~

そんなことはないぞ。
自分で旧暦を作成できるように勉強しておるのだぞ。
古代史の勉強になるからの。

     季語「麦を刈る」 の句


衝く穂先 麦総立ちで刈られ居り

刈り取りてずっしり腕に穂麦抱く

「春の恋」「きたもえ」麦刈り「ハルユタカ」

麦刈る日 奈良を出で行く薬売り



風走り 麦騒ぎ 刈り薙げば 月 




蜂と過ぎる小手毬の花 無垢の露  過(よ)ぎる



母笑う声あどけなく 麦の秋



水張田 立ち去る影のハレーション  

2012年5月20日日曜日

初夏になるが感じが鈍くて



鵜の頚や 夜川の篝火 匂ふ刻
うのくびや よかはのかがりにほふとき 


萍も 揺ら揺ら無音 水明かり 
うきくさも ゆらゆら むおん みづあかり 


萍や 歌うて遠き 帰り道 
うきくさや うたうてとほき かへりみち 


夕づつや われ知らず散る 竹の秋 
ゆふづつや われしらずちる たけのあき 


新仏に遠慮がちなる鮎の膳 
しんぼとけに えんりょがちなる あゆのぜん




どうも力が入らない。腰痛の具合のせいかもしれない。



2012年5月9日水曜日

橋本くんの「理屈」と「表情」の一例






橋本君の頭では

公務員になったとたんに人間を止めるのは当然らしい。

職務命令にして良い物と悪い物の区別は無いのですな。

訳の分からないことをまくしたてて上機嫌なのか逆上してるのか…

これが「我らの」市長なんですよ、大阪市民のみなさま。

トホホ的状況ではないですか?

2012年4月22日日曜日

山河童の花あそび



わがかげも水に映りて わさび咲く

花わさび きみに捧げし むかしかな

山河童のわれたはむれし わさび咲く  山河童(やまわろ)

ちひさくてしろき夢幻見し 花わさび  夢幻(ゆめ)

春 無限

――――茅屋穀雨に濡れて宵に蟇来る 


春むげん 我にさ渡る蟇の声
 

身を処せる蟇如何にせむ 穀雨の夜
 

穀雨降り蟇の面を濡らす夜
 

如何なれば此処選みしか 春の蟇


この一夜 穀雨に濡らす互いの手



2012年4月21日土曜日

2012年4月10日火曜日

花の闇


物凄き春をひとりか 花あらし  

花冷えや何を託ちて温るき風呂 

遠くゐて あなたに似てる花いちご 

レスメール こころちぎれて花の闇