腰痛と不手際が重なってわたしの金環食体験は不運な結果になった。
初めは薄曇りの空模様で良い感じであった。
初めは薄曇りの空模様で良い感じであった。
雲が切れたら案外強烈な光線が顔に当たる。
入手できなかったので専用のグラスがないので直視は無理。
入手できなかったので専用のグラスがないので直視は無理。
加えて肝心なときにまた雲がかかってどうにもならなかった。
気を取り直して道ばたの蓬草を摘みとって黒いノートに翳して
ピンホール効果を鑑賞する。
笑っている口元みたいな日食の太陽がたくさん散らばって見える。
いろいろ影を変えながら楽しんでいたら
背中のところで間近く一声鴬が嗤った。
昔天文少年、今は耄碌、けきょけっきょ~
そんなことはないぞ。
自分で旧暦を作成できるように勉強しておるのだぞ。
古代史の勉強になるからの。