2014年5月28日水曜日

俳句 入梅や里にゴーシュの旋律あり

俳句 入梅のころ明るい雨のなかで

   入梅や里にゴーシュの旋律あり

   已まぬ雨歌ふ森濡れ田螺濡れ

   皆星の欠片と降り来降り已まず



#俳句 #季語 #入梅 #haiku #kigo #jhaiku #fhaiku #梅雨

俳句 ふり向いて夏と逝きしよ顔残し

     ふり向いて夏と逝きしよ顔残し

   五月五月七十にして金は亡い

   六月や五月に咲いた恋羨もし






#俳句 #季語 #夏 #夏の恋 #夏の別れ

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2014年5月27日火曜日

俳句 柿の花墜ち続く日や家居好し

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   柿の花墜ち続く日や家居好し


俳句 柿若葉雨して下ろす旅行靴

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  柿若葉雨して下ろす旅行靴



俳句 朝星もしづかに問ふや枯えびね

俳句 『今日の花』は「えびね」です。 『花言葉』は「謙虚な恋」 五月二十七日

   えびねの思い出は友人です。
   山仕事の友人が山の中で見つけてくれ帰りに立ち寄って下さった。
   育て方を聞いたそのままに朝日に当て夕陽に当てずに育てて
   花が咲いて嬉しくて。
   でもずっと根付かせて保てませんでした。

   一句目口語体です。二句目は旧仮名文語体です。


  いのちしごとにえびね咲く咲いていた


  朝星もしづかに問ふや枯えびね





#俳句 #季語 #海老根 #蝦根 #えびね #エビネ #今日の花 #花言葉 #五月二十七日

2014年5月26日月曜日

俳句 金魚草見よ日は光れり遠近なし

五月二十六日の『今日の花』は金魚草(キンギョソウ) 

金魚草の『花言葉』は、「清純な心」  

俳句

 

   金魚草見よ日は光れり遠近なし


   きんぎょそうみよひはてれりおちこちなし








#俳句 #季語 #金魚草 #キンギョソウ #haiku #jhaiku #kigo #fhaiku

2014年5月24日土曜日

俳句 甘野老ゆらゝ一鳥いま発ちぬ

俳句 五月二十三日 今日の花ママドコロ 花言葉は「心の痛みがわかるひと」


   甘野老ゆらゝ一鳥いま発ちぬ





#俳句 #季語 #あまどころ #アマドコロ #甘野老 #今日の花 #五月二十三日 #5/23

俳句 大念佛練り衆の背なの五月晴れ

俳句 五月初 万部法会の二十五菩薩おねり


   大念佛練り衆の背なの五月晴れ



#俳句 #季語 #大念仏 #万部 #練供養 #五月晴れ

2014年5月23日金曜日

俳句 夏蝶

俳句
    夏蝶と化した湖辺のきみの夏




#俳句 #夏蝶 #季語
#夏の恋 #奔る夏 #原水禁 #祭り

俳句 天神さん



   長雨や天満天神向う岸

   天満橋五月雨渡る犬も又





#俳句 #季語 #梅雨 #長雨 #五月雨 #天満橋 #天満天神社


   空心町梅雨の官舎に鬚をとこ




俳句 夏雑詠四首

昨夜の走り書きを手直しして句作り。
一つ一つ題を考えてのばらばらな一句一句です。

#俳句

    潦うたかたなりの無言劇
    新妻や窓辺の明かり若葉雨
    故郷は厨の如し初夏のいろ
    ひと裁くほどの距離感夏ききやう

#季語 #庭潦 #初夏 #梅雨 #夏桔梗


詩 ぽとんと落ちる


     ぽとんと落ちる

ぽとんと落ちる

いうと
ぼくには
うんち
とか
やもり
とか
つばき
とか

おもわれる
のに
このごろ
じぶんが
ぽとんと落ちる

ろうじんは
そんなものや と
いうけれど

ぽとんと 落っこちる
物思いに
落っこちる

だから 冷えてしまって
美味い珈琲が
飲めないのだ  ああ
ああ

今日も ぽとんと
落っこちた

水溜りみたいな 青い思い出

ははは ははは ははははは



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2014年5月22日木曜日

写真集 「やんばるでいきる」 を普及し、沖縄の人々の生きる権利、人間としての尊厳をまもる運動に連帯していこうと思います。

We japanese , want to introduce many peoples 「 LIVE AT YANBARU 」(fotographia by Takashi Morizumi Japanese Famouse photografer ) and we protect the lives of people who lives in YAMBARU Okinawa ,, please Like and Comento and Share these pictures //////

‪#‎okinawa‬ ‪#‎Yambaru‬ # photographia

やんばるで生きる





2014年5月18日日曜日

俳句 思い出のイタリアの夏空

カラッと晴れ上がった青空の記憶というと私にはイタリアの空の記憶。

スペインとポルトガルの空も見ましたが記憶にない。短すぎたからでしょうか。

トスカーナの田園やナポリの町の上の空は美しかった。
とりわけトスカーナの田舎の町での日々は友人も出来たり思い出が伴う記憶の空。

古い塔が立っている丘に朝夕に霧がたつのを、イタリア語で見よう見まねで詩にしたら喝采浴びて地元紙に載ってしまったりして。

私のその片言のイタリア語の先生は行きつけの食堂の七歳のベアトリーチェだった。
自分の瞳を指差して「アッズッロ」!と叫んだ青い青い目を思い出す。
きっと今頃はもうママになっているだろうけれど。

イタリア共産党は軟弱だぁ!と叫んでいた学生のアルドやシチリアから移住してきた看護師の(友達からは冗談で”マッフィアの”と呼ばれていた)ピーノ、みんな明るかった。

アラバスターを彫刻したりフィレンツェのモデルを招いてクロッキー三昧の時間をもったり、何故か下戸の私が赤ワインだけは飲むようになったり、至福のときだったんだと後になって思う。




2014年5月17日土曜日

俳句 わがつまを置き夏は来ぬ厨にも


  妻ニタ夜あらずニタ夜の天の川 中村草田男


   わがつまを置き夏は来ぬ厨にも

  らつきやうの漬けいろかはる つま恋ひし



                              置く‥分け置く



2014年5月16日金曜日

俳句 紅き薔薇去りにし恋や椅子空きぬ


   紅き薔薇去りにし恋や椅子空きぬ




五月十六日の今日の花 花言葉は愛する


#俳句 #薔薇 #公園の恋 #都会の恋の終り #今日の花 #五月十六日


2014年5月15日木曜日

俳句 ふくしましんこうけい


  てふてふと無洗浄なたましひの壊滅
  いなつまうつはりのつはめ汚水管
  それてもはつか爆発のちかうてねろ




わざと訓みの確定しない文体で作りました。
「てふてふ」は「ちょうちょう」とも「でぶでぶ」とも読めるというように。
無洗浄という熟語の在り処には、横に無原罪や無限在、無洗礼、無先例などが並んでいるはずです。
「たましひ」に「だましび」が映っていたりしています。etc
復興と云う言語など不可解な輪郭の言葉の森で埋もれていく言葉がいよいよ見えがたく読みがたくなる様を表現に結び付けて自らの焦燥と不安を文字にした試みです。



#俳句 #福島第一原発 #夏でも思え

俳句 友ありし五月丘の地図の中



    木漏れ日や嬉しさうなる父のこと


    友ありし五月丘の地図の中





#俳句 #無季俳句 #木漏れ日 #五月 #木漏れ日に初夏を感じるとき

俳句 夜明かして編集了り柿の花



  夜明かして編集了り柿の花

  新茶の香背に朝日もて読む紙面





#俳句 #新茶 #柿の花 #初夏 #.初夏の夜明け

俳句 春終わる



 白砂糖水に溶くやう春終わる

 後追ひの心もとなや暮るゝ春



#俳句 #春終わる
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安倍自公政権の解釈改憲の暴走が ぼろぼろ論理でもとめどなく続いている。

安倍自公政権の解釈改憲の暴走が
ぼろぼろ論理でもとめどなく続いている。
昨夜の国会包囲の人間の鎖(ヒューマン・チエーン)は
危機感を持っって集まった人々の意思の形だ。
国会の中だけで全てが決まるわけではないことを
目に見え耳に聞こえる形にしている。

首相が替わるたびに内閣の替わるたびに憲法秩序が替わるような国は危ない国だと国中の人々が考え始めたからこそ焦ってもいるのだろう。

憲法九条がこの国の平和を守ってきたことが却って鮮明になってきた。

軍事へ傾斜してもさっぱり安倍外交は先が見えない。
今こそ九条に忠実に平和な東アジアを創出しようという意志を持って解釈改憲に反対するときだ。日本の外交的な力の基礎は平和憲法だ。


http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-05-14/2014051401_01_1.html

俳句 街なかの揺るるベゴニア夏光る 5/15



 街なかの揺るるベゴニア夏光る




.#花言葉 #幸せな日々 #俳句 #今日の花 #ベゴニア #四季咲きベゴニア #五月十五日


 ベゴニアや庭に五月(さつき)のみどり濃く






2014年5月14日水曜日

俳句 紫蘭咲くひとなき森や雨の声

夜まで降っていた雨は上がっています。
少し涼しくなるのでしょうか。今日も暑くなるのでしょうか。

ニュースは今年がエルニーニョの年で
冷夏になるだろうといっておりました。

 今日の花の句 五月十四日 

  紫蘭咲くひとなき森や雨の声




紫蘭(シラン)夏の季語。蘭は秋。
関東以西の山野に6月ごろまで咲くそうです。

迷っています。
紫蘭咲くひとなき森の雨の声

のほうがいいかと。

2014年5月13日火曜日

俳句  アイリスに白き雨の手程も無し



  アイリスに白き雨の手程も無し




#俳句 #今日の花 #ドイツアヤメ #ジャーマンアイリス #五月十三日




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俳句 夏に入る



     ひときはに照り曇りして夏に入る

     夏に入る森は静かな雨の時


# haiku #jhaiku #kigo #俳句 #季語 #夏に入る

俳句 若葉雨



        円光やわか葉の森が蝶を吐く

        止め処なき樹の泪かな若葉雨

        若葉雨毛むしも吾も濡れ光



 #俳句 #若葉雨


2014年5月12日月曜日

俳句 鉄線花 五月十ニ日の花


俳句 「ゴーシュの夏」




家で体を酷使してしまった。

修理仕事だが窮屈な恰好でしかも首尾が上手くいかないときは疲れが倍です。
へとへとになり投げ出して思案。道具を工夫してから再開です。

#俳句 <ゴーシュの夏>というイメージを「自分課題」で作ってみました。



 かにかくに ゴーシュの夏は一度きり



.画像はジブリ作品のDVDの画像から借りています。
私は絵本で別のお気に入りがあるのですが
画像がなかったのでジブリ作品を借りました。

2014年5月11日日曜日

去年の夏は母がいた

 去年の夏は母がいた


  だまし舟はゝに惑ひし遠き夏



https://twitter.com/gattendavinci/status/349638159774146560



  母の日や物言ひかけて又寂し

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俳句 杜若 五月十一日の花


俳句  絵の中に椅子置いたまま 麦畑

#俳句 #季語 #ゴッホに #麦の秋

       
    絵の中に椅子置いたまま 麦畑




#ゴーギャンに #夏の夜


   男女にてま昼に夏の夜をえがく





#ピカソに #夏 #冷たいもの


     夏冷ゆる女の尻と佳き酒と






俳句 夏座敷 透けてあなたの 花筺




#俳句 『花形見』

     夏座敷 透けてあなたの 花筺

      なつざしき すけて あなたの はながたみ


#俳句 #季語 #夏座敷 #haiku #kigo #jhaiku





http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%B1%E7%AD%90

2014年5月10日土曜日

俳句 存在の潮目に浮きて夜光蟲






            存在の潮目に浮きて夜光蟲




夜光蟲の季語は晩夏






#俳句 #haiku #kigo #季語





2014年5月9日金曜日

短歌 

きのふの空のありどころ: 短歌 対象を失うということ:


   二人見し海こゑもなく動きけり術なくひとり送りし夜を

  人ごこち忘れ果てたる荒ら身は湯舟に深く深く沈めり


 荒ら : あばら



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俳句 いのちの季節・初夏

何としよう、連休に家で疲れたのか?転寝してしまった。とほほだ。
昼だ昼餉の支度に取り掛かろう。

目が覚めたら手もとに立てたホワイトボードの句が手直しを求めていたので直してみた。
いのちの歌う歌が俳句といえる自然さをめざすのだと、思うのだが、はてさて。人目に晒すのが一番、自分から切り離すと客観視に近づくと思う。日記みたいなものが、ちょっとだけ自立して詩になる、それが嬉し。

#俳句 #燕 #夏の雷 #病葉 #わくらば #緑濃し

 つばくらや向かいの猫の老いにけり

 夜みたび鏡ひかりぬ夏の雷

 病葉や皆約束を生くるなり

 約あれば樹は日をかさね緑濃し

病葉:わくらば

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俳句 草の家



蒼天や草の奥処に草の家



俳句 緑内障又すすむ


眼の隅に土星は見えつ遠蛙



2014年5月6日火曜日

俳句 季は初夏へ





俳句 季は初夏へ

    萬緑や七つ曲がれば湖光る

   初夏の風家出の猫が坂を往く

   瀬音聞くバイクの旅や夏木立

   クロッキー重ねて画紙に余花の妻

   青天井さて、まだ鳴かぬ里の蝉

日中不再戦。二度と日本と中国は戦争をしない。 このことをいつもいつも思いながら 詩を読み学び考えて行きたい



唐詩を読む会に行って来ました。
『唐詩三百首』の鄭畋「馬嵬坡」。 

遥かな遠い過去の詩を読むといっても 
読み方によっては徒事ではないものを 自分の心身に抱え込むことにもなります。 

日中不再戦。二度と日本と中国は戦争をしない。 
このことをいつもいつも思いながら 詩を読み学び考えて行きたいのです。

 そのためには本当に物事を丁寧に深く真面目に考えなくてはと思うのです。 

日本でも中国でも帝国主義の侵略戦争に反対し 
両国民と世界の平和を願う民衆のために頑張った知識人達がいた。 

今もまた新たにそういう交流と連帯が見直され作り直され固められなければならない時期にあると感じます。 

一通の電報の弔文。

 日本のプロレタリア文学の旗手の一人小林多喜二が警察署で特高警察に虐殺されたことに対して中国より届いたもの。

 「日本と支那との大衆はもとより兄弟である。 
資産階級は大衆をだまして其の血で界(さかい)を描いた、又描きつつある。

 しかし無産階級と其の先駆達は血でそれを洗っている。

 同志小林の死は其の実証の一つだ。
 我々は知っている、我々は忘れない。 
我々は堅く同志小林の血路に沿って前進し握手するのだ。 
                                          魯迅 」 

この歴史に残る文章は中国の著名な作家魯迅のものだ。

 この後多喜二の遺族への救援資金の寄付呼びかけ文の起草に参加し呼びかけ人署名にも名を連ねた丁玲の夫もこの二年前に国民党の特務に暗殺されている。 

両国で行動する知識人は血の弾圧を受けながらも連帯を諦めなかった。 

ここにある情熱的友誼の精神は消えてしまうのか?

 日本人も中国人も、今とっくりと考えるべきではないか。 

かって流された血と涙の記憶とともに日中平和友好条約が存在することを。

 中国人の愛国有理とか日本人の嫌中とかは 
その無知と自大からしか出てこないのではないか。 

自分の水準点、立脚点を固めるために

 私は私の愛する詩を深く深く読みたいと 思う。

動かないために、動かされないために。

俳句 アライグマ出現す


浣熊軒に睨めり 四月尽

妻と茶の庭草丈の高いこと

手の入らぬ庭も風来て立夏なり



2014年5月4日日曜日

俳句 燕の巣作り

燕が巣をつくっている

 星有って眠れつばくら絲綢の夜

 ほしもってねむれ つばくら シルクのよ

明るく綿密な感じの夜空を戴いて巣に眠る燕のことが思われてなりません。





2014年5月3日土曜日


 怖さのある情景を俳句にして見たいと思いました。

 笠下のののめ麦のめ日没雨

  かさしたのののめむぎのめいりひあめ