2012年5月20日日曜日

初夏になるが感じが鈍くて



鵜の頚や 夜川の篝火 匂ふ刻
うのくびや よかはのかがりにほふとき 


萍も 揺ら揺ら無音 水明かり 
うきくさも ゆらゆら むおん みづあかり 


萍や 歌うて遠き 帰り道 
うきくさや うたうてとほき かへりみち 


夕づつや われ知らず散る 竹の秋 
ゆふづつや われしらずちる たけのあき 


新仏に遠慮がちなる鮎の膳 
しんぼとけに えんりょがちなる あゆのぜん




どうも力が入らない。腰痛の具合のせいかもしれない。



2012年5月9日水曜日

橋本くんの「理屈」と「表情」の一例






橋本君の頭では

公務員になったとたんに人間を止めるのは当然らしい。

職務命令にして良い物と悪い物の区別は無いのですな。

訳の分からないことをまくしたてて上機嫌なのか逆上してるのか…

これが「我らの」市長なんですよ、大阪市民のみなさま。

トホホ的状況ではないですか?

2012年4月22日日曜日

山河童の花あそび



わがかげも水に映りて わさび咲く

花わさび きみに捧げし むかしかな

山河童のわれたはむれし わさび咲く  山河童(やまわろ)

ちひさくてしろき夢幻見し 花わさび  夢幻(ゆめ)

春 無限

――――茅屋穀雨に濡れて宵に蟇来る 


春むげん 我にさ渡る蟇の声
 

身を処せる蟇如何にせむ 穀雨の夜
 

穀雨降り蟇の面を濡らす夜
 

如何なれば此処選みしか 春の蟇


この一夜 穀雨に濡らす互いの手



2012年4月21日土曜日

2012年4月10日火曜日

花の闇


物凄き春をひとりか 花あらし  

花冷えや何を託ちて温るき風呂 

遠くゐて あなたに似てる花いちご 

レスメール こころちぎれて花の闇


2012年3月23日金曜日


渦潮に友の大声暮れそむる

うずしほにとものおほごゑくれそむる


涅槃西風




素裸のみ魂ゆららに涅槃西風

すはだかのみたまゆららにねはんにし

2012年3月18日日曜日





埋もれて梅花に染みし細おもて

花蔭も明るし妻や梅に寄れ

亡き義母に似て来ぬ妻や白き梅

そら甘く風止みがちの岡の梅

遠く見て梅花まで至るそぞろ脚

千億の梅花 千億がみな佛心

開けきらぬ春に胡曲とベンシャーン