ここに再掲して今年の励みとする。二三箇所の手直しをした。気が付いたことは去年より一日の長を得ているからだと思いたい。
2012年7月26日
①、死にかけの蛙ごときに夏の雷
②、食紅や指透き通る蛙の手
➂、放散する気体孕めり夏の月
④、南風に向き胡蝶の羽化の雨催ひ
南風(はえ)
⑤、暑気疲れ 空白の町に雲が湧く
⑥、昧爽の 柿の花踏み帰る路次
(あかつきの)
⑦、酒一斗 李白帰せば天の川
李白も<李白に似た>酒豪も好きだ
⑧、この妻のことばが涼し 熱帯夜
⑨、日に透けしかまきり避けて葉をゐざる
(よけて)
⑩、夏草や野猫のくさめ二度三度
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