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万葉集原文
万葉集 読み
續日本紀
敦賀原発の海
2013年7月18日木曜日
俳句 : 伊勢の旅 昔を今に
甘咬みや雲の伊勢路の夏の恋
あまがみやくものいせじのなつのこい
跡隠す神は伊勢風青あらし
あとかくすかみはいせかぜあおあらし
海女語伊勢の島廻の人ひでり
あまがたりいせのしまみのひとひでり
夏の旅、それはエロスに出会う旅であり、凄絶の過去に出会う旅であり、哀切と不在を感じる旅である。また吹く風も涌く雲も死者の記憶を争う旅でもある。個人と歴史の相克をたどる旅である他ない旅である。
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2013年7月17日水曜日
俳句 : 夏燕
頬づえや寄る辺無き身に夏燕
ほほづえやよるべなきみになつつばめ
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2013年7月16日火曜日
俳句 : 夏空、麦酒など
水に月
いち物も无き夏の空
みずにつき
いちぶつもなきなつのそら
まづ麦酒 吾が腹の虫寸に足らず
まずびーるわがはらのむしすんにたらず
2013年7月15日月曜日
俳句 : 夏:夜の窓
蛾の数の夜毎に増えて梅雨終わる
がのかずの よごとにふえて つゆおわる
蛾の羽音消して近づく夜の雨
がのはおと けしてちかづく よるのあめ
蛾を咥え守宮は横へ退き見えず
がをくわえ やもりはよこへのき みえず
どれほど激しい降りでも夏の夜には雨はどこか優しい。
梅雨が明けてから夜窓辺へやってくる蛾が増えた。
大きなのもいます。
雨の降る音を聞いているとこころが休まるのを感じます。
今夜もやもりと静かな時間を過ごします。
やもりよ其処に居るのは知っているのだよ。
ぼくもお前からは見えないわけだ。
除虫菊製の蚊取り線香もまっすぐな煙を昇らせています。
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2013年7月14日日曜日
俳句 : 海の旅
油照り神島を告げし妻のこと
あぶらでり かしまを つげし つまのこと
大日女南風の神島に照り渡る
おおひるめ まじの かしまに てりわたる
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tabi tanabe kashima
2013年7月11日木曜日
俳句 : 夏山の句 浪花の暮らしの句
起ちあがり森山を背に雨魚釣り
たちあがり もりやまをせに あまごつり
井戸渫浪花の天ハ雲ひとつ
いどさらい なにわのてんは くもひとつ
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2013年7月10日水曜日
俳句 : 富士山
夏の旅富士傾けて機は上へ
2013年7月9日火曜日
俳句 : 蛍の火
七夕の窓にほのかな光とぶ
夕星やわが織り姫も歳とりぬ
搔いとれば指に明るむ蛍の火
村中に蛍がいるそんな環境も山が荒れていくことで失われつつあります。
2013年7月6日土曜日
俳句 : 夏散居する身辺から
測るがに渓へ没する夏の蝶
蟻死して照る日に小蟻集るかな
山居には煩ひ無用ほととぎす
画集開け喜悦大暑に時を消す
夏天使来よ雑念も尽くるべし
寝息たつジブリのアニメ終るころ
集る:たかる
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2013年7月5日金曜日
俳句 : 忘れ傘 乱蝶
七夕も過ぎて伝なき忘れ傘
たなばたもすぎてつ
てなきわすれがさ
打ち水に石よりもとな蝶乱ぐ
うちみずにいしよりもとなちょうさやぐ
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