春暁 孟浩然
春眠不覚暁 春眠暁を覚えず
處處聞啼鳥 處々啼鳥を聞く
夜来風雨聲 夜来風雨の聲
花落知多少 花落ちるを知る 多少ぞ
【潜魚庵】
春の子ザメニ只ウツウツト
西ヤ東ト鳥サエヅルヨ
夜ノ嵐ニ雨降リ出テ
余程散ラサン夜ノ花
【井伏鱒二】
ハルノネザメノウツツデ聞ケバ
トリノナクネデ目ガサメマシタ
ヨルノアラシニ雨マジリ
散ツタ木ノ花イカホドバカリ
【松下緑】
ネムタイ朝ノユメゴコチ
チュンチュン雀モ鳴イテイル
昨夜ヒトバン雨風アレタ
花モヨッポド散ッタロウ
【拙 訳】
春の眠りの覚める間も
いたるところに鳥の声
ひと夜はげしや 風に雨
花はすっかり散ったやら
2012年3月9日金曜日
2012年3月8日木曜日
革命 例えば 辛亥革命・エジプト革命
薄闇に知る白き梅 香気充ち
激動の日々荘厳す 白き梅
倒れ逝きし若者思う 夜の梅
..............1911、2011、多くの若者が革命に命を捧げたのだった。
梅花という題詠に激動の世界を配して何が見えるかやってみました。
蕪村とは遠く隔たるけれどこれもまた梅花かと。
逝きし若者に多数の女性が含まれていたことが白梅を思わせました。
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2012年3月4日日曜日
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