2013年5月2日木曜日

俳句: 介護の部屋から






  花冷えや母が袂の蘭奢待

   はなびえや ははがたもとの らんじゃたい


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蘭奢待(らんじゃたい)正倉院に残る銘香で目録には黄熟香とある沈香の一種。
蘭奢待という名は一字づつ東・大・寺の字が隠されている一種秘匿手法。

 一介の老婦が蘭奢待を炊き込めるはずもない。婉曲な暗示解くべし。

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