2010年12月20日月曜日

                          なみ
 聴けやヤマト 辺野古に寄せる冬の波濤



 地図の上
 朝鮮国にくろぐろと
 墨をぬりつつ秋風を聴く      啄木


 日本の力ずくの興起が朝鮮人の苦難の始まりだった。
 琉球もまたそれより早く国内植民地的状況に置かれた。

 時に諦めに傾く揺らぎを見せつつも
 沖縄のヤマトへの鬱勃とした憤りは消えてはいない。
 金でも力でも抑え込めないウチナーの魂にこころを寄せる。


 坂の上に黒雲見えて年の暮
 

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