2012年10月10日水曜日

更新:短歌

短歌:斧の刃 ←リンク

斧の刃にか黒く深き空映る息かけて告ぐ木は倒れたり

森昏く濡るゝを抜け来此処に座す杣人の膳酒盡きぬ夜

土間に置く斧の刃冴えて更けゆく夜揃えし靴に蟋蟀上る

2012年10月9日火曜日

俳句:秋刀魚焼く


死にたくも無い死にたさに秋刀魚焼け



俳句:秋の日々から


















駅ひとつ距てた住所思う秋 

旅は果てこの紅葉の大樹かな

葉を降らす大樹に寄りて眼鏡拭く

涸井戸にひかる小秋を見つけたり

夕闇を拾いつ行きつ母の栗