2012年2月24日金曜日

妻へ 2句

春霞 隠れごころでつづく恋
             はるがすみかくれごころでつづくこひ

妻こひし むかふを向いて 春の閨
             つまこひしむかふをむいてはるのねや

春愁ということばがあります。
含蓄のあることばです。

そのなかに恋のこころも含んでいるはず。
年老いた夫婦のあいだに消え残る恋もあるとすれば
どんなものか、口に出すと嘘に変わるとしても、
言ってしまいたい気もしてくる春の宵。
かくれんぼの続きのままに燠火になったものもある。
時には枕を並べてしゃべりながら眠ってしまうことを欲していることもあるが、
もうそっぽ向いて寝てしまっていたりして、ものさびしく天井を見上げていたり。
そんな老いたる男の、らしくない恋の句。

2012年2月22日水曜日

賢島の温泉にて





早起きして大浴場で日の出を見ていました。
元気でたかと太陽に聞かれた気分になりました。


英虞の春 蹴り開け放つ大朝日






英虞湾の温泉地で咲き乱れる菜の花を見ました。


 菜の花に寄りて静まり英虞の海


夏目漱石に幾つかいい菜の花の句がありますが、気に入った一句は。


 漱石 
    菜の花や城代二万五千石

2012年2月19日日曜日

俳句 藪椿


藪椿 雪の貴船の 雪のうへ

雪受けて 紅い花弁のまゝで落ち

藪椿 きふねの雪に逢い初めし

奥つ宮 ゆき ゆき きふね 藪つばき

まんてんの ゆき ゆき 滂沱 藪つばき

2012年2月9日木曜日


仕舞ひ際 をとこ厨房の渾り酒

遠白き夜明けの空や凧あがる



遠白き夜明けの空や凧あがる

薄明のだだっぴろい空に春めいたまだうそ寒い風。
凧がひとつ上がっている。

新芽の赤さに春を感じた句


              ルージュ
風止んで芽立ちの赤さ春めきぬ



風やんで芽立ち赤さ春めきぬ


まだ冷たい風に耐えて身を縮め風が止んで気も緩む
そこに赤いものが新芽だった。春を感じた。

2012年2月8日水曜日

90歳を越えた母の傍で







  待つ皃で小雪に眺いる母の傍


  ふと弱気云ひかけ 雪に又笑みて


  老ひと云ふは病にあらず 雪已まず


  春来れば歌舞伎を見せむ 春くれば

2012年2月2日木曜日


Canon 5D MarkII での動画撮影だという。綺麗なものが取れるものだ。

A Week In Montana from Preston Kanak on Vimeo.