春霞 隠れごころでつづく恋
はるがすみかくれごころでつづくこひ
妻こひし むかふを向いて 春の閨
つまこひしむかふをむいてはるのねや
春愁ということばがあります。
含蓄のあることばです。
そのなかに恋のこころも含んでいるはず。
年老いた夫婦のあいだに消え残る恋もあるとすれば
どんなものか、口に出すと嘘に変わるとしても、
言ってしまいたい気もしてくる春の宵。
かくれんぼの続きのままに燠火になったものもある。
時には枕を並べてしゃべりながら眠ってしまうことを欲していることもあるが、
もうそっぽ向いて寝てしまっていたりして、ものさびしく天井を見上げていたり。
そんな老いたる男の、らしくない恋の句。
2012年2月24日金曜日
2012年2月22日水曜日
賢島の温泉にて
早起きして大浴場で日の出を見ていました。
元気でたかと太陽に聞かれた気分になりました。
英虞の春 蹴り開け放つ大朝日
英虞湾の温泉地で咲き乱れる菜の花を見ました。
菜の花に寄りて静まり英虞の海
夏目漱石に幾つかいい菜の花の句がありますが、気に入った一句は。
漱石
菜の花や城代二万五千石
2012年2月19日日曜日
2012年2月17日金曜日
2012年2月9日木曜日
2012年2月8日水曜日
2012年2月5日日曜日
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