2012年1月16日月曜日

短詩 自由律俳句風



コンビニで買うおむすびみたいな君がなぜか心に載っている


振り返ったその娘(こ)はあの娘 もう髪切って目顔おとなで


「夢 無いよ」と言ったけど むかしと変わらない柔らかい髪だ


コーヒーの匂いがする指でピアス外して ぼくを見るな

2012年1月8日日曜日

寄合に行く

じぃじ ばぁば 集いて夜話の寒桜


大勘定の寄合は一年に一度の自治会の決算日。
    川柳一句浮かぶ。
煩悩を除いた顔か「福笑い」 


    テレビ番組を一句。
不真面目とドギツイを混ぜて『バラエティ』 

鴛鴦もレジで会うまでいきわかれ 


    クリスマスの俳句
亡妻(きみ)と買いしクリスマスローズ追憶う夜

風つよくイブの 星 映る爪の冷え




 

2012年1月4日水曜日


風つよきイブの窓べに生爪冷え

「収束」の建屋に虚し片時雨



2011年12月23日金曜日

テントで年を越すひとびと

経産省前テントもまもなく年を越す。
http://civilesociety.jugem.jp/

「収束」の建屋に虚し片時雨 蛙逝


http://civilesociety.jugem.jp/
civilesociety.jugem.jp

「東電値上げ要請 上乗せ「総原価」手つかず」 東京新聞

「東電料金値上げ 政府は抜本的支援策の検討を」 読売社説


読売新聞の政治姿勢は明確だね。原発推進、東電擁護。
さすが「正力松太郎」の息のかかった新聞だけのことはある。


八ツ場ダム続行

土建屋国家再スタート。

大臣と一緒に地元の政治屋万歳三唱。

民主党の公約違反だけじゃなく、こういう構造を変えられないことをこそ議論してくれないとね。
一方で公務員・官僚をひとくくりに経費削減の大合唱が税金の無駄使いを名目になされているのに、これはどうだというのだろう。

2011年11月27日日曜日

貴船もみじ灯篭 liveイベント情報: バチホリック BATI-HOLIC

貴船もみじ灯篭 liveイベント情報: バチホリック BATI-HOLIC: 和太鼓と唄と踊り 11月27日(日)PM5時30分〜 日本各地に伝わる和太鼓・踊り・唄及びそれらをもとに作曲。 京都を中心に全国各地、海外で演奏活動を行う。日本各地を旅し、 現地の人々に学び、 BATI-HOLICなりのアレンジを加えることで伝統を踏襲しつつ も現代社会に即...

2011年11月25日金曜日

古代中国の夜空に広がっていた星座の一端はこのようなものだったらしい。
古代史の背景として暦や天文の知識の水準がどうであったかという理解が必要と気づいて少し本を読んでみている。
謡曲「弱法師」の中に出てくる不思議な一節「彼の一行の加羅の旅云々」にある「いちぎゃう」こと一行は僧侶であっただけでなく高度な数学と天文知識をもち造暦の技術で唐代の改暦に名を残したという。一行暦がそれであると。
ふん。
「弱法師」では過罰的な旅路で一行を助けて夜空の天体が行く道を照らしたという伝説を既知のこととして地の謡いに使っているが、作者の元雅(だったと思う)はどこからその知識を得たのだろう。
芸能史にはこうした謎めいた事実がいっぱいある。
人生の変転に比して夜空の星はほとんど変わらないように思っていても、実際はそうではない。
本に載っているこうした星座は一般の農民たちなどには無関係のものだったのだろうか。
日本の近世の農民は星を謡うことが少なかったとは言えないが星座の名は少ない。せいぜい昴など。
「月は東にすばるは西にいとし殿御はまんなかに」などはよく知られた農民の歌だ。
占星術と一体になったそれ故に観測を必要とする暦学のあった中国ではその世界観から生み出された星座もあったのではないだろうか。
いろいろなことを思うのだが、今の自分にはまだ深く読み進むだけの学力がないので疑問は疑問のままになって残っていくばかりだ。
もっとも手の着かない疑問を持ったままでいるのもきらいではないのだけれど。

地球からわずか数百光年先の恒星が超新星爆発を起こして死ぬということが最近の研究で分かったという。その話が今夜深夜にNHKで放映されるという。
ぜひ見なくては。人類はどうなるのだろう。
今日爆発して光速で爆発が広がっても数百年先の話だけれど。
何らかの影響はあるのだろうな。
原発事故どころじゃない宇宙からの衝撃に無傷でいられるのだろうか人類は。
美しい星の世界は同時に荒々しい力の発現する場所でもある。
知りたい気持ちと身のすくむ恐ろしさとを一緒に感じる場所、宇宙。

2011年11月10日木曜日

原発事故現場の米国製ロボットは Roombaの兄弟で、改造された軍用ロボットだって知っている?

iRobotの最高経営責任者(CEO)で
スーパーギークのColin Angle氏が
「スター・ウォーズ」ファンなのは、
意外なことではない。

勇敢なR2-D2や
ヒト型ロボットのC-3POが賞賛される中で、
Angle氏は平凡な「MSE-6」に感心する

MSE-6は床の上を走り回って修理をしたり、
「デス・スター」で大勢のストームトルーパーを先導したりする小型の箱形ドロイドだ。

それはなぜか。Angle氏は、
「われわれはあのロボットを作れるからだ」と言う。

R2-D2やC-3POを崇拝するのではなく、
たとえありふれていて
美しくなく危険なものだったとしても
実際の問題を解決することに
ロボット業界が注力すれば
世界は今よりもずっとよい形になるかもしれない。

Angle氏は先週ボストンで開催のRoboBusinessカンファレンスで
開会のスピーチを行い、起業家やエンジニアに対して、
現実的になり、ビジネスの実際的知識を得るよう促した

そうしたアプローチが
iRobotによい結果をもたらした例は枚挙に暇がない。

同社は膨大な数の「Roomba」掃除機を販売したことに加え、

イラクで道端の爆弾から信管を取り除いたり
アフガニスタン洞窟内を捜索したりする
PackBot」ロボットも数多く配備している。

また同社エンジニアは、
2010年のメキシコ湾原油流出事故の後に
深海部の原油プルームを探したり、

福島原子力発電所で
部分的炉心溶融が発生した後に
調査を行ったりするために、
カスタマイズしたロボット
を提供した。

ニュースソースはhttp://japan.cnet.com/interview/35010207/
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お掃除ロボットで有名なメーカーは

同時進行でアフガンやイラクで
兵器として、兵器補助機械として、稼働中のロボットのメーカーでもある。

利潤のためには軍用も民生用も区別ない。

もういちど読んでおこう。
たとえありふれていて、
美しくなく、危険なものだったとしても、
実際の問題を解決することに
ロボット業界が注力すれば、
世界は今よりもずっとよい形になるかもしれない。

危険なものだとわかっていてそれを利潤の手段にする企業経営者に
世界は今よりもずっとよい形になる、などと言わせてはいけない。

IT化された兵器にあふれた世界で保たれている秩序を
「今よりずっと良い形」と思うのは悪魔的思考というほかない。

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