iRobotの最高経営責任者(CEO)で
スーパーギークのColin Angle氏が
「スター・ウォーズ」ファンなのは、
意外なことではない。
勇敢なR2-D2や
ヒト型ロボットのC-3POが賞賛される中で、
Angle氏は平凡な「MSE-6」に感心する。
MSE-6は床の上を走り回って修理をしたり、
「デス・スター」で大勢のストームトルーパーを先導したりする小型の箱形ドロイドだ。
それはなぜか。Angle氏は、
「われわれはあのロボットを作れるからだ」と言う。
R2-D2やC-3POを崇拝するのではなく、
たとえありふれていて、
美しくなく、危険なものだったとしても、
実際の問題を解決することに
ロボット業界が注力すれば、
世界は今よりもずっとよい形になるかもしれない。
Angle氏は先週ボストンで開催のRoboBusinessカンファレンスで
開会のスピーチを行い、起業家やエンジニアに対して、
現実的になり、ビジネスの実際的知識を得るよう促した。
そうしたアプローチが
iRobotによい結果をもたらした例は枚挙に暇がない。
同社は膨大な数の「Roomba」掃除機を販売したことに加え、
イラクで道端の爆弾から信管を取り除いたり、
アフガニスタンで洞窟内を捜索したりする
「PackBot」ロボットも数多く配備している。
また同社エンジニアは、
2010年のメキシコ湾原油流出事故の後に
深海部の原油プルームを探したり、
福島原子力発電所で
部分的炉心溶融が発生した後に
調査を行ったりするために、
カスタマイズしたロボット
を提供した。
ニュースソースはhttp://japan.cnet.com/interview/35010207/
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お掃除ロボットで有名なメーカーは
同時進行でアフガンやイラクで
兵器として、兵器補助機械として、稼働中のロボットのメーカーでもある。
利潤のためには軍用も民生用も区別ない。
もういちど読んでおこう。
「たとえありふれていて、
美しくなく、危険なものだったとしても、
実際の問題を解決することに
ロボット業界が注力すれば、
世界は今よりもずっとよい形になるかもしれない。」
危険なものだとわかっていてそれを利潤の手段にする企業経営者に
世界は今よりもずっとよい形になる、などと言わせてはいけない。
IT化された兵器にあふれた世界で保たれている秩序を
「今よりずっと良い形」と思うのは悪魔的思考というほかない。
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