「いろんなことが少しずつ動き出してきたよう」
という実感を、たびたび感じられる時間。
皆さんもそういう経験があ りますか。
ぼくも同様の感じをもった時機がありました。
これは、『人生の開花』の指標じゃないかなと思ったりします。
道元という人の正法眼蔵という本に『有時』という章があって、
時間と人生(存在・人間存在・有)を語っていますが、
「有時に經歴の功あり。
いはゆる今日より明日に經歴す、
今日より昨日に經歴す、
昨日より今日に經歴す。
今日より今日に經歴す、
明日より明日に經歴す。
經歴はそれ時の功なるがゆゑに。」
と言っています。
難しいですが、
時は一方方向に流れているように見えるが、
人生は過去現在未来に分裂した物ではない、
そう思える間は本当の人生になっていない、
自分が本当に時間の主体になった幸せなときは、
自分の一歩一歩が時間とともに開かれてゆくのだ、
というように語っているように思います。
今の実感が、未来を開いていく自分自体の力の充実を、
示しているように思えています。
自分の力で未来へと自分を開いていく、
それをこそ真実の『自由』と呼ぶのではないか。
『自由』へと生成する時間を生きる自らに祝福を!
0 件のコメント:
コメントを投稿