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君のブログ見ました。
いきなり
『日時計 みたいに… 暮らせたら…』の
エントリーの題に「月下美人をみてきました」
などとでてきたので、
はじめは「これは違うぞ」と思ったのですが、
アーカイブなどを見ていってようやく
「ああやっぱり彼か」と納得できました。
まだまだ知らない顔があるんだなと、妙に納得した次第です。
昨日は突然の連絡にもかかわらず、うまく会えてよかったですね。
おかげさまで、久しぶりに「ふるさと」に帰ってきたような、安らいだ気分になりました。
これまでの人生で、さまざまな出会いと人脈ができ、
それぞれに自分にとってかけがいのない財産ではあるものの、
私にとっては、やはり一番くつろげる「場」であると再確認しました。
よろしければ、またお会いしませんか? >>
先ほどメールが来ていた。上のはその一節だ。
読んでいて心がぬくもってくるのが分かる。
十数年会っていなかった。
近くにいても忙しかったり自分のことで精一杯だったり…
ふと思い出してくれて、電話をくれた。
高校以来の古い友人だからもう数十年の間柄。
変わっていない絆が話していて実感に変わっていく。
「戦友」というものがどういうものか分からないが、
その類のものだろうか。
今では三人の孫がいる「爺っちゃ」
奈良で落ち合って数時間。
時が豊穣な一夜だった。
奈良の共通の友人も加わって三人の噺は
歩いていても酒食の席でも切れ目がなかった(笑)
ここのところなんだか暗かった気持ちに
一条の光が差し込んできた。
「ぼくのほうこそ、会えて嬉しかった」
心からそう言っている自分がいたのだから
確かにぼくは動かされたのだと思う。
彼の乾いた明るい良く響く笑い声に。
高校生だった頃と変わらないその声に。
さあ、返事を書こう。
数少なくてもこのような朋友があることを
ぼくがもっともっと大事にしてこなければ
ならなかったのだ。
そのことに気づいたと、書こう。
ここ京都府南部の山の中の暗がりで
ひとつ点った灯りのように
今夜のぼくは単純に幸せなのです。
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