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万葉集原文
万葉集 読み
續日本紀
敦賀原発の海
2015年4月11日土曜日
俳句 花時を知つて知らずの水仕事
#俳句 花の厨
花に温む水やとんとん厨ごと
花やまの背のわが家の厨の灯
花時を知つて知らずの水仕事
すっかり介護モードになってしまって厨ごとの日々。
あたりは一面の春景色。
庭に生え出たギシギシに笑われている不器用な日々。
2015年3月21日土曜日
俳句 ひとありき春蚕に触れし春の指
#俳句 #桜
ひとありき春蚕(はるご)に触れし春の指
ひと恋へば桜夕焼雲の果て
心もち綻び桜得ておぼろ
春むかし夕焼さくら待つてばかり
この桜何時かは戻る道のうへ
我思ふ此れが桜よ我はあり
#yoshidam #haiku #jhaiku #fhaiku #kigo #季語
2015年2月18日水曜日
俳句 降る雪やあのこに接なぐ糸でんわ
#俳句
故郷とは雪やこんこの昼の空
降る雪やあのこに接なぐ糸でんわ
*都会育ちに故郷は無いが「みたいなもの」はある、と思う。
#haiku #yoshidam #jhaiku #fhaiku #kigo #季語 #雪 #糸電話
2015年2月12日木曜日
俳句 冬籠り吾へ遍路の猫のノミ
#俳句
長引けば風邪の皃(かほ)して居間にあり
冬籠り吾へ遍路の猫のノミ
猪(ゐ)も猴(まし)も吾ら大寒息著(しる)し
*漸く風邪も治り、俳句に取りくむ気力も回復した感じです。
またよろしくお願いします。
#yoshidam #haiku #jhaiku #fhaiku #kigo #冬籠もり #大寒 #風邪
俳句 抜け出づる路の哀しみ寒の山
#haiku
抜け出づる路の哀しみ寒の山
物買ひに下り行く獨り寒の坂
うらぶれし冬の虹見つ日付無く
#yoshidam#俳句#jhaiku#fhaiku#季語 #kigo #寒 #冬の虹
2015年1月15日木曜日
俳句 妻ひとり窓辺に寄せて冬日向
#俳句
妻ひとり窓辺に寄せて冬日向
もやもやと冬枯れの街へ滲み行く
指させば指から凍えすばる星
#yoshidam #haiku #jhaiku #fhaiku #kigo #季語
2015年1月8日木曜日
俳句 受話器といふやさしき冬をそっと置く
#俳句 #電話
受話器といふやさしき冬をそっと置く
オンLINEあの人寒さばかり言う
#yoshidam #haiku #jhaiku #fhaiku #kigo #季語
2015年1月6日火曜日
俳句 哀しみは物に滲んで冬の虹
#俳句
哀しみは物に滲んで冬の虹
虹見たと人には言うな冬の川
行き逢うて冬の虹見え失せにけり
#haiku #jhaiku #fhaiku #kigo #yoshidam #季語
2015年1月2日金曜日
俳句 正月や老ひし二人の真理あり
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#俳句 #正月 #元旦
百代の孤独から汲む常若の水
正月や山果の如き孫を抱く
正月や老ひし二人の真理あり
正月の内部に冷えず漏るるもの
「規制」なきめでたき言葉屠蘇の味
はくたいの こどくから くむ をちのみづ
しやうがつや さんくわのごとき まごをだく
しやうがつや おひしふたりの まことあり
しやうがつの ないぶに ひえず もるるもの
「きせい」なき めでたきことば とそのあぢ
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2014年12月22日月曜日
俳句 風哮る冬一列の山脈に
#俳句
暴風雪の列島で朝、選挙詳報を読みつつ思うこと
風哮る冬一列の山脈に
風雪に山本宣治思ひ出づ
多喜二のことその母のこと雪息まず
躍進の選挙結果を受けて若い政治家はまた朝の街頭へ立つ
一夜明け紅顔雪に礼をなす
手を振れば手を振り返す雪の朝
#yoshidam #haiku #jhaiku #fhaiku #kigo #季語
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