漢詩:仄起式 七言絶句
平水韻 下平声第七陽韻 翔 香 涼
半夜聞桂花香
雲 外 月 明 雁 遠 翔
桂 花 金 樹 旧 枝 香
沈 腰 娥 影 夜 深 坐
相 對 銀 河 風 露 涼
*沈腰: 沈約のベルトの故事から痩腰の比喩
「しんよう」で「ちんよう」ではない。
*娥影: 月に住む仙女嫦娥の姿
Bàn yè wén guì huā xiāng
Yún wài yuè míng yàn yuǎn xiáng
Guì huā jīn shù jiù zhī xiāng
Shěn yāo é yǐng yè shēn zuò
Xiāng duì yín hé fēng lù liáng
半夜に桂花の香を聞く
雲外の月明 雁 遠きに翔び
桂花 金樹 旧枝に香る
沈腰の娥影 夜 深きに坐せば
銀河に相對して 風露 涼し
翔 xiáng 香 xiāng 凉 liáng
と現代の音でも韻を踏んでいるようですね。
声調は2声と1声が混じっていますが。
*初めて「詩韻含英異同弁」を使ってみた。起句の変更に役立った。
.