冴えし夜はまぢかき星に凭る如く
きみを背に告げたきが有り冬銀河
ゆきをんなひとりの夢の又さめて
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ふる雪が老いしひとりのひふの上
人皮をがばりと脱げば魂の冬
われとなき経験の先 雪 々 々
センに似た少女を脱ぎて冴え返る
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鏡餅 ひとの少なき里の春
挨拶す 日の出にまろき鏡餅
配偶といふ不思議 年又あらたなり
らうばいの透けるやさしい黄を愛す
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元日や とほく厳しき父 ありき
旦の字に ゝ て照らす日や にはす ゞ め
死にそうな古さ骨がある青い空
細い線しづかに引けば年が暮れ
雪となる湯は流れつつ身をつつみ
降る消ゆる見ゆるがまゝに妻と酌む
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道に雪この世を抜けて降りしきる
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昏い夜を聖夜と呼んで燈を点す
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