272 顏淵死、門人欲厚葬之。
子曰、不可。
門人厚葬之。
子曰、回也、視予猶父也、予不得視猶子也。
非我也、夫二三子也。
子曰、不可。
門人厚葬之。
子曰、回也、視予猶父也、予不得視猶子也。
非我也、夫二三子也。
272
顔淵死す、門人之を厚く葬らんと欲す。
子曰く、不可。
門人之を厚く葬る。
子曰く、
回や、予(われ)を視ること猶父にするがごとし。
予、猶子にするがごとくに視ることを得ざりし。
(ああ)我(の為す)に非らざるなり、
夫(か)のニ三子(の為)せるなり。
夫(か)のニ三子(の為)せるなり。
最も将来を嘱望していた顔回が死んだ。
孔子の気持ちを忖度して門人たちは盛大に葬儀をしたいと申し出たが
孔子は「不可(いけない)」と答えた。
孔子は「不可(いけない)」と答えた。
だが門人たちは準備をして盛大に葬儀を執り行った。
孔子はそのことを悔やんで言った。
回はわたしをまるで父親にするように親身に見守り仕えてくれた。
わたしはわが子にするように回をしめやかに送ってやれなかった…
私が願ったのはこんな葬儀ではなかった、
あの弟子たちときたらなにもわかってくれなかったのだなぁ…
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