2008年4月10日木曜日

甲乙丙丁

甲乙。丙丁。戊己。庚辛。壬癸。
ふう~。やっと書けるようになった~。

読むほうもできるようになりましょう。

きのえ(甲)きのと(乙)… みずのえ(壬)みずのと(癸)

癸午(みずのと・うま)というように読めるなら合格。
60種類あるのだから丸暗記はちょっときつい(笑)。
子丑寅…は書けるはずだったが(><;)
最後の猪を失念…出てこない(><;)  亥だった。
やれやれ。

連日こんな具合でブログのマイページにくるまでに自滅。
疲れて寝る毎日。ロートルは奮戦しながら消えてゆくか?

でもネットを使いながらの自学自修はドキドキすることがあって
楽しいですね。
大伴家持の署名が残っているのを写真で見ることができるなんて
ネットの凄さを実感します。



奈良時代の「太政官符」は数通しか残っていないが、
そのうちの2通だったか3通だったかが大伴家持の署名のもの、
というのも面白い。
これは律令制が壊れていって式部省の文書などが神祇官の家だった
卜部(吉田)家に私有されたことが幸いして保存され残存できたわけだ。
が、その中でも式部省にいた家持の署名があるものが大事にされたのかもしれない。
万葉集の歌人としての名がそうさせたのかどうか。

上の写真の大伴宿祢という字は他の書記役の役人の手で
家持という署名がご本人の手です。

モニターに拡大で見ていると横からツレアイが
「クセのありそうな人やね。だれ?」って、おい家持じゃないかぁ。
「いや、どういう人がらかって意味よ」
ぼく「……」(そんなことわかるものか。俄か歴史マニアのぼくに <笑>)

でも真筆は感動だな、いつも。
前にもMIHO美術館で明恵上人の筆跡を見た時も心動いた。
字がへたくそな自分らしい憬れもあるのだけれど。
筆で書かれた文字はたくさんの物思いを喚起する。


そのうちに、そのうちに、つれあいに
「コレハネ、ソモソモ…」なんどと蘊蓄を垂れる日がくる
かどうかはワカランけれど、
日暮れて道猶遠しされどこの道を歩む遅々として進まざれども
楽しみは必ず至れり…と信じて進もう。


[余談]
このごろは教えるものも教えられるものもネット活用らしく
ゼミの後先を先生とブログで質疑応答しているのもある。

「人と環境」を歴史学に組み入れて研究していくという
ユニークな研究者北條勝貴さんの試み。

来るべき書物

学生の質問が面白くて全部読んじゃった(^^)
この頃の学生って先生に
占いの仕方まで聞くのかい?とか。面白いですよ。
ためにもなったです。

 

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