2014年5月23日金曜日

俳句 夏雑詠四首

昨夜の走り書きを手直しして句作り。
一つ一つ題を考えてのばらばらな一句一句です。

#俳句

    潦うたかたなりの無言劇
    新妻や窓辺の明かり若葉雨
    故郷は厨の如し初夏のいろ
    ひと裁くほどの距離感夏ききやう

#季語 #庭潦 #初夏 #梅雨 #夏桔梗


詩 ぽとんと落ちる


     ぽとんと落ちる

ぽとんと落ちる

いうと
ぼくには
うんち
とか
やもり
とか
つばき
とか

おもわれる
のに
このごろ
じぶんが
ぽとんと落ちる

ろうじんは
そんなものや と
いうけれど

ぽとんと 落っこちる
物思いに
落っこちる

だから 冷えてしまって
美味い珈琲が
飲めないのだ  ああ
ああ

今日も ぽとんと
落っこちた

水溜りみたいな 青い思い出

ははは ははは ははははは



.

2014年5月22日木曜日

写真集 「やんばるでいきる」 を普及し、沖縄の人々の生きる権利、人間としての尊厳をまもる運動に連帯していこうと思います。

We japanese , want to introduce many peoples 「 LIVE AT YANBARU 」(fotographia by Takashi Morizumi Japanese Famouse photografer ) and we protect the lives of people who lives in YAMBARU Okinawa ,, please Like and Comento and Share these pictures //////

‪#‎okinawa‬ ‪#‎Yambaru‬ # photographia

やんばるで生きる





2014年5月18日日曜日

俳句 思い出のイタリアの夏空

カラッと晴れ上がった青空の記憶というと私にはイタリアの空の記憶。

スペインとポルトガルの空も見ましたが記憶にない。短すぎたからでしょうか。

トスカーナの田園やナポリの町の上の空は美しかった。
とりわけトスカーナの田舎の町での日々は友人も出来たり思い出が伴う記憶の空。

古い塔が立っている丘に朝夕に霧がたつのを、イタリア語で見よう見まねで詩にしたら喝采浴びて地元紙に載ってしまったりして。

私のその片言のイタリア語の先生は行きつけの食堂の七歳のベアトリーチェだった。
自分の瞳を指差して「アッズッロ」!と叫んだ青い青い目を思い出す。
きっと今頃はもうママになっているだろうけれど。

イタリア共産党は軟弱だぁ!と叫んでいた学生のアルドやシチリアから移住してきた看護師の(友達からは冗談で”マッフィアの”と呼ばれていた)ピーノ、みんな明るかった。

アラバスターを彫刻したりフィレンツェのモデルを招いてクロッキー三昧の時間をもったり、何故か下戸の私が赤ワインだけは飲むようになったり、至福のときだったんだと後になって思う。




2014年5月17日土曜日

俳句 わがつまを置き夏は来ぬ厨にも


  妻ニタ夜あらずニタ夜の天の川 中村草田男


   わがつまを置き夏は来ぬ厨にも

  らつきやうの漬けいろかはる つま恋ひし



                              置く‥分け置く



2014年5月16日金曜日

俳句 紅き薔薇去りにし恋や椅子空きぬ


   紅き薔薇去りにし恋や椅子空きぬ




五月十六日の今日の花 花言葉は愛する


#俳句 #薔薇 #公園の恋 #都会の恋の終り #今日の花 #五月十六日


2014年5月15日木曜日

俳句 ふくしましんこうけい


  てふてふと無洗浄なたましひの壊滅
  いなつまうつはりのつはめ汚水管
  それてもはつか爆発のちかうてねろ




わざと訓みの確定しない文体で作りました。
「てふてふ」は「ちょうちょう」とも「でぶでぶ」とも読めるというように。
無洗浄という熟語の在り処には、横に無原罪や無限在、無洗礼、無先例などが並んでいるはずです。
「たましひ」に「だましび」が映っていたりしています。etc
復興と云う言語など不可解な輪郭の言葉の森で埋もれていく言葉がいよいよ見えがたく読みがたくなる様を表現に結び付けて自らの焦燥と不安を文字にした試みです。



#俳句 #福島第一原発 #夏でも思え

俳句 友ありし五月丘の地図の中



    木漏れ日や嬉しさうなる父のこと


    友ありし五月丘の地図の中





#俳句 #無季俳句 #木漏れ日 #五月 #木漏れ日に初夏を感じるとき

俳句 夜明かして編集了り柿の花



  夜明かして編集了り柿の花

  新茶の香背に朝日もて読む紙面





#俳句 #新茶 #柿の花 #初夏 #.初夏の夜明け

俳句 春終わる



 白砂糖水に溶くやう春終わる

 後追ひの心もとなや暮るゝ春



#俳句 #春終わる
.