2011年1月25日火曜日

若い友人の来訪あり。


話は彼の妻子の日常に及ぶ。
何とかしたいが何ともならぬ当面の選択の術のなさ、
語って語り尽くせないものを残して一座の沈黙暫し。
生きていくことの何とも切ない思いを彼と分かち合う。
三人でお茶を飲むばかりで。

ちらちらと雪の舞う午後、帰って行った。



犬の子猫の子狸の子。

猿の子雉の子兎の子。

野生も必死で生きている。



寒月の明るき喉よ真水を飲む



.


2011年1月22日土曜日

以下はTwitterの記録から。

今仕事で京都へ行く途中だ。
その後、麻生三郎の回顧展に行く。
野見山堯治さんの講演もあるらしい。
聞けるかな。

J. KP
講演会、ずいぶん混んでましたが
聞けましたでしょうか?
RT @: 今仕事で京都へ行く途中だ。
その後、麻生三郎の回顧展に行く。
野見山堯治さんの講演もあるらしい。
聞けるかな。

いい話でした。
マイクなのかご本人の声がくぐもってるのか半分聞き取れませんでしたが(><;)
人間臭い絵描きの存在感が滲んだいい話でしたよ。
エッセイだけでなく座談も名手だろうな。
そういう企画にすればもっと良かったに。

J. KP
来られてよかったです!
会場の音が聞き取りにくい問題は度々指摘を受けているので、改善しなくては...。
企画のご意見ありがとうございました!
RT @: @  いい話でした。
マイクなのかご本人の声がくぐもってるのか半分聞き取れませんでしたが(><;)...

高橋 裕人
麻生三郎展、京都国立近代美術館で2/20まで開催中。
美術館サイトで会場の写真が見られますよ!

------------------------------------------------------------------


朝は自宅の窓の下まで猿が入り込んでいた。
叱って追うも悠然として去って行った


押し通る猿公を覆ひ雪満天



雪こんこん 何漁り居る 猿二匹

雪舞う寒空に畑にいるやつら、逞しくも哀れにも見える。


空き缶が凍った道を先に行く



生きとも無ぁ けど死にとも無ぁで 冬日の国 





2011年1月21日金曜日

AndloidのケイタイをWiFi端末にする




新しいケイタイが欲しくていろいろ思いがあったがとうとう入手。

それが慌てものの大失敗の連続。

腰痛から始まった粗忽生活の延長劇となっている。

アマゾンでアンドロイド端末のIDEOSというのを買った。
自分では日本通信のと同じものと思い込んで最も安いのをゲットしたが、それが間違い、勘違い。

ものは同じでも何かが違う。日本通新のb-mobileSIMを入れても通信できない!

通話の電話としての使用は考えていないでもっぱらモバイルWiFiとしてデータ通信に使うつもりだったから、困った。
SIMをアクティベートしてしまって電波受感の柱マークは全部出ているのでSIMは有効になっている。使えないママならそのまま無駄になる…。

必死でネット内の情報を漁る。
2チャンネルなどで同じ経験をしてる人が書き込んでいる。
それを読んで理解しようと回らない頭を回す。

どうやらファームウェアを入れ替える必要があるらしい。
イタリア版Vodafonのを拾ってきて焼くといいらしい。

これがまたなかなか見つからない。
ブログや掲示板に書いてあったHuaWeiのサイトにはもう無かったからだ。ロシアや他の国まで探して見つけてダウンロードし経験者のブログの記事どおりにインストールして深夜3時までかかって作業を終えた。SIMを有効にしてから3日目のことだった。

翌日、在宅の日だったが用もないのに下界へ降り電波状態などを確認した上で車内で設定をしなおす。農作業の村人が何してるのという顔で見ているが構わず小さな端末に覗き込むようにして作業する。

おお。3Gのマークが出た出た~と喜ぶ。

ipod touchでmailが読め更新もでき確認完了。
めでたく出先でメールとブラウジングができます。

ipod touchとIDEOSのふたつ持ちで歩くのは不格好ですが
iphone4を持つ気がないのでこうなるのです。

割と電池も保つようでこれなら電話としてもいいかなとか思います。
ipod touchと同じくらいの重さだろうけれど持った感じはこちらが軽いかな。
情報端末としては小さすぎて使い辛い。やはりiphoneやipodがずっと上質です。
でもポケットの両方に入れて歩くので右にIDEOSを入れて電話受信に使うのもいいかな。
日本通信のサイトで通話機能付きにチャージできるようだし考えてみよう。

3Gのパケット通信はあまり早くない。
職場や自宅ではWiFiでつながるのでストレスはない。
FONのメンバーなので立ち回り先でも無料無線LANで接続出きるところが多い。
でもたまに困ることがあるのでSIMを買ったのです。
日本通信のSIMはFORMAなので全国的に広いエリアで使える。
ただ我が家はFORMAプラスのエリアでもなかなか電波は安定しない。今のDocomoケイタイは近く止めるつもりだ。
ipod touchにSkypeを入れIDEOSをWiFiルーターとして使うと外での電話になる。家ではipod touchを直接無線ルーターで繋げばケイタイより確実なSkype受信が可能だ。
実際DoComoのケイタイには泣かされてきたものでこんな普通でない考えになるのです。

さてさて実際はどうなりますか。
また何か起きればそのことを書きましょう。

アンドロイドケータイのアプリで
水準器
温度計
コンパス(磁石)があるのですが
面白くて気に入ってよく見ています。
水準器はほんとに本物みたいに泡が動くし
縦にすると画面が変わって
傾斜計になります。
飛行機の傾斜計みたいです。
デザインとプログラムのセンスに拍手の気持ちが起きました。

2011年1月7日金曜日

Twiiterのつぶやきから

CIAで対イラン工作を担当していた諜報員が機密漏洩容疑で逮捕。ジェフリー・A・スターリング氏(43)はNYtimes紙スター記者ジェイムズ・ライゼンの情報源と見られている。 

ライゼン記者は著作『State of War(戦争大統領)』でイランの核開発を妨害するCIAの様々な工作を紹介。これに関わっていたのが今回機密漏洩容疑で逮捕されたスターリング氏。ブッシュ政権と違い、オバマ政権はマスコミへのリークを厳しく取り締まっている。

deepthroat

2011年1月5日水曜日

初湯は湯屋で、湯気の向こうに声がある



妻が湯は昨年(こぞ)か太古か少女の沐浴(ゆ)
posted at 19:46:22


初春の湯屋の出口の妻若く
posted at 19:46:30

2011年1月2日日曜日

元旦 浄瑠璃寺に参詣し諸仏に見ゆ

友人のTさんと夫婦で三人の初詣は木津川市当尾の浄瑠璃寺へ。
九体寺ともいう。狭い本堂内に九体の阿弥陀仏の並んでいるのは壮観だ。
古代の吉祥悔過会で知られるが、
女性像の吉祥天も十五日まで開扉公開されている。




しどけなく雪道尽きて 浄瑠璃寺

凝り水 姿見をする迷い蝶

深淵に映りて堕ちて消える雪

弥陀は慈悲 鼻先わずかに雪は舞う

ただならぬ芽立ちを抱く 山の寺

.

2011年1月1日土曜日

あけましておめでとうございます。

新年がやって来た。


とうとう七十代まで五指に足りない年齢。


論語と唐詩を二本の手にもって年を越した。


ますます漢字が読めないことを自己暴露して苦しむ日々が続くだろう。


さっきまで哲学的自制心の蝋燭の火を見つめながら

ため息交じりに一年の計を考えてみたがどうにもまとまりはつかない。



迷いながらのまた一年。そうなるのであろう。


友人知人の新春をことほぐ気持ちは溢れているのだ。


幸先良い元旦でありますように!!




濁り酒年あたらしき寒の冴え


.


新年とか新春というのを

新しい年、新しい春と思ってた。

ところが

新という字は「出来立て」とか「生まれたばかりの」という意味があるそうだ。

始まったばかりの一年の初めの時間とか春になったばかりの時期というニュアンスがあるのだと知った。

なるほど新酒とは去年のに対する今年の酒というより出来立ての酒という感じが先に来るのだった。

出来立ての春。

出来立ての年。

出来立ての今年の私。

ほやほやの私でいる気分を味わうのがお正月なんだな。


2010年12月31日金曜日

年末の湯沐の旅

魔法のなんとか、という料理番組に紹介された料理を食べさせますというウリの企画を買って出かけた三人旅。
プライムリゾート賢島という名前のホテル。三度目の滞在だったか…

料理はまぁフランス料理プラス地場海鮮材料という組み合わせでまずまずか。
料理の紹介は別のところにする。


つい   とも
終生の朋友と湯に居て妻の年暮るる


わ  い    ひととせ      おゆ
湧き出でて一歳を問うか御湯の声




.

2010年12月29日水曜日

本年の仕事納めでした。

掃除して仕事終わって、
インスタント珈琲で一服して、
ちょっと時間あるのでPCに試しにUBUNTU10.10をインストールして、
Cromiumブラウザを試して、
西太后の通訳だった女性についての本、文庫本のスタックから探し出して、
時間が来たので八尾アリオへみんなで出かけて、
お寿司特別セットを前にお茶で乾杯(みんな帰りは車運転なので)
お疲れ様良い年を、で別れて、
妹夫婦のところへ肉持参で押しかけすき焼きして、
おしゃべりしてたら雷雨と強風に囲まれて
窓の戸ががたがた言うのにちょっと怯えたりして、
久しぶりに法隆寺の傍を通って、
奈良を走り抜けて、
猿にもイノシシにも出会わずに帰宅して、
ぼくの今日という日が終って、
一年分の出来事を思い返していた。

明日は海辺のホテルで
温泉でほとびたからだを横たえて
文庫本片手にごろ寝できるのだ、楽しみです。
寒いらしいからもう片手にはワインでも持って。

できればネット環境の整ったホテルであるといいのだが。


『レオニー』の感想をまだ書いてない。忘れないようにメモしておこう。



別々で夫婦周作を読んでいる


柿不作 薄れ日を背に帰る 村


老酒はらおちゅうで変換できて窓吹雪


寒き村 猿さえ見えず 歳暮れぬ

2010年12月20日月曜日

                          なみ
 聴けやヤマト 辺野古に寄せる冬の波濤



 地図の上
 朝鮮国にくろぐろと
 墨をぬりつつ秋風を聴く      啄木


 日本の力ずくの興起が朝鮮人の苦難の始まりだった。
 琉球もまたそれより早く国内植民地的状況に置かれた。

 時に諦めに傾く揺らぎを見せつつも
 沖縄のヤマトへの鬱勃とした憤りは消えてはいない。
 金でも力でも抑え込めないウチナーの魂にこころを寄せる。


 坂の上に黒雲見えて年の暮
 

.